目の疲れがスッキリ！ 「眼精疲労治療」受けてみた

目の疲労回復に効果のある顔のツボを刺激

　首や肩周りがほぐれたところで、いよいよ目の疲労回復に効く顔のツボを押します。「攅竹（さんちく）」「晴明（せいめい）」「球後（きゅうご）」「太陽（たいよう）」などの目周りのツボや、前頭部の「目窓」を押してもらうと、目の周りがポカポカとしてくるのが分かります。

目の疲労回復に効くツボをくまなく押してもらいます

（4）点眼

　目の調節機能を高めるビタミンＢ12配合の目薬を点眼します。

眼精疲労治療コースでは2種類の点眼薬を使用します

目のかなり奥のほうが刺激される不思議な感覚

（5）低周波治療

　ホットアイパックやリラクゼーションの施術でも血流が促進されますが、外側から温めるだけでは眼筋を十分に温めることはできないそうです。そこで登場するのが、肩凝りなどの治療に使われる低周波治療器です。これをこめかみ部分に当てて、目周りの筋肉に電気刺激を与えて血流を促します。

　目の筋肉に低周波を流すのは初めての経験です。痛みは全くなく、ピリピリとした圧迫感がある程度ですが、これまでに経験したことのないような、目の奥と脳の境（？）あたりが刺激されているような不思議な感覚があります。

低周波のパッドを左右のこめかみに、まぶたの上には森岡院長が開発に携わった「バイオラバーアイマスク」を着けます。目元がじんわりと温まります

　左右とも同じレベルの低周波を流しているのに、左目だけ「きゅーん」とした違和感がありました。森岡院長によると、どちらかの目を酷使していると左右差が起こるとのこと。仕上げに目の調節機能を高める目薬を点眼してコースは終了です。

【実際に受けてみた感想】

　施術前は目や頭がどんよりと重たかったのですが、施術後は軽くなって目がパッと開くように。視界まで広がったように感じました。

　低周波で目の奥の部分を刺激した違和感が多少続きましたが、その日は夕方の目の乾燥感もなく快適に過ごせました。

　何より、ガチガチだった肩甲骨や肩周りがほぐれてかなりリラックスできました。

　週1ペースで1カ月ほどこの施術を受けると、眼精疲労の自覚症状が軽減される人が多いそうです。視力が0.1～0.2ほど上がる人も多いとか。

　PCに向かう時間は減らせないとしても、一日の終わりにアイマスクで温めるなどして、なるべく目の疲れを軽減させようと思いました。

文／中島夕子

◆変更履歴：本文を一部修正しました。（2018年12月20日）