■やれるものならやってみたい!

 とは言いつつも、女性のキレイになりたいという気持ちは複雑なんです。自分の顔や体の気になるところが直せるというのは魅力的だし、「鼻があと5mm高かったら」「もう一回り目が大きかったら」なんて想いを抱いている女性は多いと思います。

 前回の目ヂカラの記事『女から見た、“モテる女”の目ヂカラ論に迫る』でも書きましたが、パッと見の第一印象って大事ですよね。相手に印象良く魅せるためにファッションやメイクに気を配るのは、大いに賛成です。そのひとつとして整形を考えるというのであれば、私は良いと思うんです。ただし、整形は整形。この顔と死ぬまでずーっと付き合っていくわけですから、歳を重ねてシミやシワ、たるみなどのエイジングサインが出たとき、どうするの? ってことも考えないといけません。

 ヒアルロン酸やボトックスのようなプチ整形は、いずれ元に戻ります。もしかしたら施術前よりもひどくなることだってあるかもしれない。そういうリスクもあることを覚悟したうえで決めて欲しいですね。

 それと、「加減」。ほんのちょっといじっただけなのに、何か違和感を覚えることはありませんか? 見慣れないからなのか、それとも顔全体のバランスが崩れてしまい、悪目立ちしているからなのか……。

 男性の整形はどうでしょうか……。ある日突然、気になる人やパートナーの唇が自分以上にぷっくりとツヤ唇になっていたら……イヤかも(笑)。本当は、仕上がりよりも「自分よりも美容感度が高かった」という事実のほうがショックなのかもしれませんね。ダメじゃないけど、相談はして欲しい。……いや、相談されても「イヤだ」って言うだろうな。やりすぎた整形は、相手に不安感を与えるだけですから。

 まだまだ話し足りない美容整形、今回はとりあえずここまで(笑)。藤村さん、男性から見た美容整形っていかがなものでしょうか?