カッコよくお酒を嗜む女性になるには?

 タバコとセットで語られるのがお酒。飲み過ぎはもちろんダメですが、程よい量であれば健康にもよいといわれていますよね。それに、お酒と上手に付き合えば、カッコよさも上がるのではないかと思っています。個人的にもお酒は好きなほう。ワイン通の人との会話はやはり楽しいですし、お酒の場で紹介された人と繋がって、一緒に仕事をしたこともありました。

 私にお酒の愉しさを教えてくれたのは、年上の女性たち。お店やお酒の種類、嗜み方が本当に上手で、その姿は惚れ惚れするくらいカッコよく、いつもお手本にしていました。会食などのビジネスシーンはもちろん、昼シャンでカジュアルにお酒を愉しむこと、デートでお酒を飲むときの注意点まで教えてくれたものです。そんな彼女たちがいつも口すっぱく言っていたのが「自分の適量を超えないこと」。酔っぱらってもよいけれど、歩けなくなったり、具合が悪くなってトイレにこもったり、“無様な姿を見せてはいけない”とキツく言われました。

 私もこの意見には賛成。ご飯を食べるときは、何もお酒好きの人だけが集まるわけではありません。お酒が飲めない人、または弱い人もいる中、無様な姿をさらけ出してはその場の雰囲気も台無し。ただの迷惑でしかありません。いい大人が場の雰囲気を壊すようなことをしてはいけないのです。私もこの教えだけは今でもしっかり守っていますが、これは日経ウーマンオンライン読者である30代女性にこの記事を読んだ今から心の奥底に備えて欲しい秘伝の嗜みでもあります。

 要はマナーをもって楽しく飲めるかどうかです。それは仲良しの友だちや仕事の部下とサシ飲みしたときもしかり。もし、お近づきになりたいなと思う人がいたら、お酒の勢いを借りて懐に入っていきましょう。あ、抱きつけってわけではありません(笑)。いかに楽しい時間を共有し「また、会いたい」と思わせる余韻を残せるか、が上手なお酒の嗜み方なのではないでしょうか。

(C)PIXTA
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 せっかくなので、お酒の場へ行く時のメイクのアドバイスをひとつ。バーなどの暗めの照明は女性の肌をきれいに見せてくれる最高の小道具。出掛ける前にフェイスパウダーでマシュマロのようなふんわり肌を作ってみましょう。それから、アイシャドウはパールが入ったブラウンかリップバーム(透明のリップグロスで代用してもOK)を上まぶたにちょっとつけて。最後はまつげにマスカラを塗ってツヤ出しするのをお忘れなく。目を伏せたとき、光が上まぶたに集まって潤い力が高まりますよ。

文/長谷川真弓

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