結婚情報誌などを読むと、結婚式に400万円くらいかかっているケースが多いですよね。親の援助などを考えると、最低でも200万円くらいの貯蓄があれば、なんとか結婚式が挙げられるかなと考えています。道のりは遠いですが、頑張ろうと思います」

――現在、彼とは遠距離恋愛だそうですね。

 「はい、もし結婚したら、私が一度仕事を辞めて、彼が住んでいる地域に引っ越すことになります。一度収入が途絶えるので不安ですが、新しい仕事に挑戦できると思うと、少し楽しみでもありますね。ある程度貯蓄がないと新生活も送れないので、計画的に貯めておかねばと気合が入ります。

 そうやって結婚を目標にお金を貯めていっていますが、お金がちゃんと貯まるかどうかも、そもそも結婚がかなうかどうかも、未来のことなので正直分かりません。万一これらの目標がかなわなかったとしても、貯めてきたお金は、例えば奨学金の早期返済など、別の形で生きてくると思います。もし、無事結婚の目標が達成できたら、次はマイホームの購入に向けて貯めていきたいですね」

――人生の満足度を90点! と答えていただきました。

 「はい、今頂いているお給料で生活には困っていませんし、何かあっても困らないだけの保険には入っているので、大きな不安はないですね。気楽に話せる友人や励まし合える仲間がいて、毎日がとても充実していると思います。

 私が育った家庭は、決して裕福な家庭ではなく、小さいときは欲しいものを我慢することも多かったんです。でも、それが不幸だったとはあまり思わなかった。親が、お金には換えられない愛情を注いでくれたので、今も家族や友達、恋人など、大好きな人たちが周りにいて、それだけで幸せだと感じています。

 貯蓄が今は40万円で少ないですが……幸せかどうかにはあまり影響ないですね」