貯蓄1000万円以上の女性と1000万未満の女性を比べることで、貯まる女性の特徴を探るこのシリーズ。今回は、貯蓄1000万円女性から効率よく貯める秘訣を学びます。

第1回 読者の「貯蓄事情」大公開 平均貯蓄額939万円
第2回 貯蓄1000万円女子の生活費大公開 削れないのは?
第3回 貯蓄1000万円女子は1年間にいくら貯めるのか
第4回 働く女性の最高の自己投資とお金の失敗 何にいくら?
第5回 1000万円貯める女子 貯蓄を意識して変わったこと
第6回 貯蓄1000万円女子の習慣 ○○が得意で○○がない
第7回 貯蓄1000万円女子が実践 効率よく貯める法則3つ【今回はここ】

【調査概要】
◎日経ウーマンオンライン上で読者を対象に実施
◎調査期間:2017年8月9日(水)~9月3日(日)
◎有効回答者数:332人

◆平均年齢37.5歳、独身61.8%、既婚(子どもなし)17.9%、既婚(子どもあり)17.0%、会社員(一般職)54.2%
◆貯蓄「1000万円未満」は全体の63.4%、貯蓄「1000万円以上」は全体の32.1%

「貯蓄額のゴールを決めている」のは、4人に1人のみ

 「貯蓄(投資)による資産金額のゴールを決めていますか」という質問への回答を比べたのが、次の表です。

 貯蓄が1000万円以上ある女性でも「決めている」人は26.4%で、4人に1人ほどしかゴールを決めていません。

 貯蓄が1000万円未満の女性はさらに4ポイント低い22.5%という結果でした。大きな差があるのは「わからない」で、貯蓄が1000万円以上の女性が2.8%だったのに対して1000万円未満の女性は13.9%となり、11ポイント以上の開きがあります。貯蓄1000万円未満の女性は、ゴールという認識自体が曖昧なのかもしれません。

Q 貯蓄(投資)による資産金額のゴールを決めていますか
Q 貯蓄(投資)による資産金額のゴールを決めていますか
ゴールなく貯め続ける人が多い

1000万円以上女子の「5年後の資産金額の目標」は

 「5年後の貯蓄(投資)による資産金額の目標」を比べると、貯蓄1000万円未満の女性の平均は875万円でした。1000万円以上の女性は4298万円にのぼり、5倍近くになっています。

【5年後の貯蓄(投資)目標額】
◆貯蓄1000万円未満の女性 875万3300円
◆貯蓄1000万円以上の女性 4298万1500円

目標額は高くても、実現できるのが貯蓄1000万円以上女子 (C) PIXTA
目標額は高くても、実現できるのが貯蓄1000万円以上女子 (C) PIXTA