毎月の貯蓄は9万5245円、投資には5万8454円回す

 次に、「1カ月の平均的な費目別の支出額」を比較しましょう。

Q 1カ月の平均的な費目別の支出と貯蓄(投資)に回す金額を記入してください。

1000万未満 1000万以上
住居費 6万261円 7万111円
水道・光熱費 1万1930円 9670円
通信費 1万594円 8910円
食費 3万1125円 3万3530円
日用品代 7244円 8447円
服飾費 9756円 1万4000円
美容費 7733円 9408円
交際費 1万2239円 1万4261円
新聞・図書代 4714円 4621円
スキルアップ費 5200円 1万3045円
趣味・レジャー費 1万4008円 2万1974円
保険料 1万6572円 1万7187円
貯蓄 4万6117円 9万5245円
投資 1万5239円 5万8455円
その他 3万6850円 3万3735円
※平均値から算出し、小数第一位以下は四捨五入になっています。
※1000万円未満の人と1000万円以上の人で比較して、高いほうの金額を赤字にしています。

 1000万円以上女性のほうが、全般的に支出が多かった中で、際立って少ない項目が2つありました。「水道・光熱費」は-2260円、「通信費」は-1684円になっています。賢くやり繰りしているのかもしれません。

 反対に多かったのは、「服飾費」(+4244円)、「スキルアップ費」(+7845円)、「趣味・レジャー費」(+7966円)の3項目で、外見や内面を磨いたり、リフレッシュしたりすることに消費していることが分かりました。

 「1カ月の平均的な貯蓄(投資)に回す金額」については、1000万円以上女子が「貯蓄」で2倍、「投資」は約3.8倍にも上りました。普段からしっかり貯蓄と投資に回している堅実な姿勢が表れています。

貯蓄1000万円以上女性が譲れない費目は?

 「とにかくこれだけは削りたくないという支出項目」を比べると、

Q とにかくこれだけは削りたくないという支出項目は、以下のうちどれですか。(3つまで選んでください)

1000万未満 1000万以上
1 貯蓄 35.1% 1 趣味・レジャー費 38.5%
2 食費 34.6% 2 食費 33.3%
3 趣味・レジャー費 29.8% 3 貯蓄 28.1%
4 美容費 18.0% 4 スキルアップ費 18.8%
5 交際費 16.1% 5 美容費 17.7%
6 住居費 14.6% 6 住居費 16.7%
7 新聞・図書代 12.2% 7 交際費 14.6%
8 子どもの教育費 10.2% 8 子どもの教育費 13.5%
9 スキルアップ費 9.8% 9 投資 13.5%
10 投資 8.3% 10 新聞・図書代 10.4%
11 通信費 6.3% 11 水道・光熱費 6.3%
12 服飾費 5.9% 12 服飾費 6.3%
13 保険料 5.4% 13 通信費 3.1%
14 水道・光熱費 3.9% 14 日用品代 3.1%
15 日用品代 2.0% 15 保険料 2.1%
16 その他 5.4% 16 その他 3.1%

 意外にも、1000万円未満女性のほうが「貯蓄」が7ポイント高くなっており、一番削りたくない項目となりました。一方、1000万円以上女性は「貯蓄」は3位(28.1%)です。トップ3の顔ぶれは同じで、「食費」「趣味・レジャー費」が並びました。

 1000万円以上女性の特徴としては、1000万円未満女性に比べて「スキルアップ費」が9.0ポイント、「投資」が5.2ポイント高くなっています。将来を見通した支出によって、高い貯蓄額を達成しているといえそうです。