1.「5年後」を考えてみる
心配し過ぎてしまうときは、イヤなことや大変なことが永遠に続くと思い込んでしまいがちです。一般的に、心配し過ぎな人は、「ポジティブなことは一時的にしか続かない」と考え、「ネガティブなことは永続的に続く」と考える傾向があります。
考え方で行き詰まってしまった場合の対策の一つとして、コーチングでは「時間をずらす」という考え方をします。
「5年後に、同じ問題について心配している?」と、自分に問いかけてみるのです。
数カ月から1年もすれば、たいていのことは解決するか、気にならない程さまつなことになっていることが多いのです。今、あなたが心配していることは、長くは続かない「一時的なもの」。
それでも、心配が止まらないときは、「ところで、5年前はどんなことについて心配していた?」と、再度自分に問いかけてみてください。
すると、気が付くはずです。ほとんどの方は、どんなことについて心配していたか思い出せないのではないでしょうか。
今、あなたがうまくいっていなくて、心配事で占拠されているように感じているとしても、大丈夫。その原因がすべてあなたにあるわけではありません。運が悪かったこともあれば、時が解決してくれることも少なからずあります。今の心配事に関して、5年後も同じように心配し続けているということは、まずないので安心してください。