周囲から受ける圧力を「ピア・プレッシャー(同調圧力)」といいます。これは悪い影響だけでなく、いい影響を及ぼすこともあるんです。今回は、同調圧力をよいものに変える3つのコツを教えましょう

その気遣い、合っていますか

 仕事で、周りに対する気遣いや気配りをし過ぎてしまい、疲れてしまうことはありませんか?

 ちょっとした気遣いや気配りは、仕事上のコミュニケーションを円滑にし、仕事をスムーズに進めるのに役立ちます。気遣いや気配りはビジネス上、大切なスキルの一つです。

周囲に気を遣いすぎて、結局自分は何が言いたかったか分からなくなるときありませんか イラスト/三ツ木朗恵
周囲に気を遣いすぎて、結局自分は何が言いたかったか分からなくなるときありませんか イラスト/三ツ木朗恵

 また、私たちは「人から批判されたくない」「人から認められたい」という思いを持っています。だからこそ、私たちは、気遣いや気配りをするわけです。

 でも、もしあなたが

・会議などで周りと違った意見を言えない
・本当は伝えたいことがあるのに、自分の考えを主張するのが怖い
・自分がやる必要がない仕事でも、誰かに迷惑を掛けると思うと引き受けてしまう
・気乗りしないランチや飲み会の誘いを断れない
・自分の仕事は終わっているのに、周囲に合わせて帰れない

など、周りの人の目を気にし過ぎるあまり、無理をして周りに合わせているとしたら、心身ともに疲れ果て、ストレスをため込んでしまいます。

 周囲の仲間から受ける圧力のことを「ピア・プレッシャー(同調圧力)」といいます。この心理的プレッシャーは、いい影響を及ぼすことも、悪い影響を及ぼすこともあります。