「女性にとっての定年は、人生の再構築である」
番組ホームページでは、ドラマの行く末をこのように予言しています。
(NHK BS プレミアムドラマ「定年女子」番組ホームページより)
また、原案本「定年女子」の著者である岸本裕紀子さんは、ドラマに寄せてこのようにコメントしています。
(NHK BS プレミアムドラマ「定年女子」番組ホームページより)
リタイアは寂しいものではない? 本当でしょうか。
私たちは日本社会全体としてまだ「女性の定年」をそれほど数多く知らないが故に、自分たちの60代や70代を描きかねているような部分があります。でも今、先輩女性たちが徐々にその門をくぐり始め、その後ろ姿を見せてくれているのですよね。
女性が働くことが特別ではなくなった時代には、これまでの男性たちがそうだったように、いずれ大量の女性が定年を迎えます。私たちが皆74歳まで何らかの働き続ける気持ちを持ち続けられるよう、このドラマが教えてくれる「働き女子のその後」を見届けていきたいと思います。
文/河崎環 写真/NHK提供
・NHK BS プレミアムドラマ「定年女子」