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「いかにもデキる男・デキる女上司」はもう要らない(3/3)

2018年3月14日

内村光良と水卜アナが連覇した「理想の上司」から見えるもの

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新社会人は「ゆとり世代の尻尾世代」

 新社会人は、これまで世間で皮肉られていたゆとり世代から脱ゆとりへの過渡期に育った世代。多感な時期に「ゆとりはいかん」と社会が言い出したのを自分のこととして聞き、「どうやら変わらなきゃいけないようだ」と感じてきた世代です。

 中学校に上がると同時にパソコンを買い与えられ、高校に上がると同時にスマホを手にし、SNSで複数アカウントを使い分けるのは当然。上の世代に対しては学生ならではの苦手感を持ちつつも、反感や抵抗感というほどの激しい感情にならないのは、彼らが大人の中で育って大人慣れしており、冷静だからです。大人が若い世代を批判するときの物言いを耳にして「どうやら社会ではそのように見られているようだ」「じゃあとりあえず顔を合わせるときだけでもうまく合わせておくか」という客観視点を持ち合わせています。

 そんな彼らが大事にしているのは、「和を乱さない」こと。一人っ子も多く、小さい頃から大人の中で大人と同じような消費生活を送ってきた子どもも多かったため、物質的に満たされていながら、一方で大人の顔色を見るのも上手に育ちました。

 場を選ばずに極端に逸脱したり、空気を読まずに自己主張を弾けさせてしまうのは「生き方もやり方も下手」と感じていて、表向き穏やかに波風立てず暮らしながら、デジタルな空間ではちゃんと自己主張する知識や経験を積んでいる世代です。

 すると、彼らにとって日々を過ごす学校や職場の雰囲気は穏やかであることが必須。そのため、まず「穏やか」前提で集団をリードできる実力のある大人に信頼感をいだくのです。

 ルックスも発言もいかにも「デキる」といった感じの、「俺/私の背中を見てついて来い!」的な主役スーパースタータイプには「そういうの要らないんだけど」と静かに引いてしまうんです。

 そう、彼ら新社会人は大人の中で大人の顔色を見ながら育ってきただけに、大人をジャッジする目がすごーく育っているのですよ……。

 そんな彼らに選ばれたウッチャンと水卜ちゃんは、人格面でも実績面でもバランスが取れているとのお墨付きをもらった、ある意味「キングオブ大人」なのかもしれません。

文/河崎環 写真/PIXTA

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Profile
河崎 環
河崎 環(かわさき・たまき)
コラムニスト。1973年京都生まれ、神奈川県育ち。家族の転勤により桜蔭学園中高から大阪府立高へ転校。慶應義塾大学総合政策学部卒。欧州2カ国(スイス、英国ロンドン)での生活を経て帰国後、Webメディア、新聞雑誌、企業オウンドメディア、テレビ・ラジオなどで執筆・出演多数。多岐にわたる分野での記事・コラム執筆を続けている。子どもは20歳の長女、11歳の長男の2人。著書に「女子の生き様は顔に出る」(プレジデント社)
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