カラフルで立体的な世界に没入
続いて、Play Station VRのブースで「V!勇者のくせになまいきだR」を体験。「有名なタイトルなので、その世界がVRでどう現れるのかが注目ポイントです」と、おくむらさん。
このゲームは、「破壊神」となったプレーヤーが、魔物を育てて勇者を撃退し、世界を征服するというもの。勇者になるのではなく、勇者を倒すという点がユニークです。魔物には自然界のような食物連鎖の法則があるため、それを踏まえて魔物の生態系を構築するのがポイントのようです。
……ここまで聞くと、とても複雑そうな印象。このゲームを全く知らなかったライターIも不安に。「難しいんじゃないのかな?」と思いつつ、試遊を開始しました。
ゲームを始めて最初の感想は「カラフルできれい!」。世界観が完成していて没入でき、魔物は立体的で、愛らしい動きをします。ゲーム内でのチュートリアルが親切なので、何をすればいいのか迷うことがありません。指示通りの操作をしていくと、魔物が増殖していきます。繁殖させた魔物たちで勇者の拠点を攻めたところで、試遊終了です。
VRでの本格的なゲームというと、戦場でのアクションやホラーのイメージが強かったのですが、じっくり考えながら進められるVRゲームもあるのかと驚きました。これなら、アクションやホラーが苦手な人でも楽しめそうです。
VRで「性格が出る」かも
その他にも、Play Station VRのブースで、いくつかのVRゲームを体験。協力プレイができるシューティングゲーム「Bravo Team(ブラボーチーム)」では編集OさんとライターIがバディとなって戦場へ。慎重にスコープで周囲をうかがうライターIと、銃を撃ちまくりながらとにかく前進していく編集Oさん。その様子を見ていたおくむらさんは、「性格が出てますね〜」と一言。
没入感が魅力ながらも、他人がプレイしている姿を見るのもVRの面白さの一つ。「なんかニヤニヤしてない?」「すごい楽しそう」なんて会話も生まれてきました。
VRを体験したことがないという人も、友達と一緒に体験してみると、お互いの新たな発見があるかもしれません。
文/飯田 樹 写真/大吉紗央里
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