SNSで自然拡散、「お届け飯」という新しい使い方も

 そして発売後にサンプリングを実施すると、自然と商品がSNSで広まっていったといいます。

 「ある人のSNSでは、『いいね』が6万件も押されていました。働くママだけでなく、一人暮らしや専業主婦の方などにも好評で、女性を中心にSNSで自然と商品が広まっていったことは、私たちにも想定外の出来事でした」

 さらに、商品の使い道にもうれしい驚きがあったといいます。

 「実家で暮らす高齢の両親や、単身赴任のパパ、一人暮らしを始めた子どもなど、離れて暮らす家族への『お届け飯』として利用してくださる方が現れました。

 私たちがキャンペーンを仕掛けたわけではなく、お客様自身が、『凍らせてクール便で送れば、家族においしいものを食べさせてあげられる』と発想して、新しい使い方を発見してくださったんです。

 この『お届け飯』という使い方は、開発した私たちも予想していなかったので、『こんな使い方があるんだ!』と、驚きました。可能性を広げてくれたことに、本当に感謝しています」

 一方、この商品のおかげで、渋谷さん自身も料理を再開。また社内の人たちから、『いつも使ってるよ』と声を掛けられるたびに、うれしさをかみしめているそう。

 「一度使ってもらえれば、簡単さや便利さ、出来立てのおいしさを実感してもらえると思います。忙しいときや、もう一品おかずが欲しいとき、パパやお子様と時間差でご飯を食べるとき、そして離れて暮らす家族への『お届け飯』など、使い方はさまざま。今後はより多くの人に使っていただけるよう、私たちも商品の認知度をさらに高めていきたいと思っています」

「リード プチ圧力調理バッグ」で作れるレシピはまだまだ増える予定。「簡単さや便利さ、出来立てのおいしさを実感してみてください」  写真/稲垣純也
「リード プチ圧力調理バッグ」で作れるレシピはまだまだ増える予定。「簡単さや便利さ、出来立てのおいしさを実感してみてください」 写真/稲垣純也

ライオン「リード プチ圧力調理バッグ」

文/青野 梢 写真/稲垣純也