(1)困ったちゃん

 大して仕事ができるわけではないのに、「自分は有能だ」「自分はスゴい人だ」と思い込み、根拠のない自信という勘違いをしているタイプです。

 このタイプは、とにかく目立ちたい。できもしないことを「やります!」「できます!」と言って、勝手に仕事を引き受けてくる。周囲の迷惑など顧みることなく、スタンドプレーに走ってしまいます。

 そして、いざ仕事を始めると、思慮が足りないため、たちまちトラブルとなってしまう。彼らの辞書に「地道にコツコツ」「真面目に責任を持って」などという言葉はなく、面倒臭くなると、すぐに放り出してしまいます。

 彼らに加害者意識はなく、迷惑をかけているという自覚はありません。ですから、性懲りもなく、またトラブルを生み出すことも。

(2)デキる人

 頼まれた仕事を短期間で鮮やかに仕上げ、次々に成果を出していく人たち。本人は自己アピールしようというつもりはなく、「できました」と報告するだけ。それなのに、その報告内容が確たる実績なので、上司や同僚から「スゴい!」と高く評価されています。

 そのため、次から次へ「オイシイ仕事」を引き寄せる。職場の花形、スター社員です。どんな企業にも一定数いるのではないでしょうか。