鍵は命を守る「カギ」 ドアの施錠は確実に!

 自宅を守る要となるのが、玄関ドアの鍵です。1カ所のみで施錠するワンロックのドアの場合は補助錠を追加する、鍵をオフィスに置きっ放しにしないなど、数千円でできる防犯グッズの導入や日々の心掛けによって犯罪を防ぐことができます。

(6)ドアがワンロックなら、錠を追加する

 最近は2か所で施錠するツーロックの住宅が増えていますが、築年数の長い住宅などはワンロックのままになっている場合もあります。防犯性を高めたいときは、ドアに傷を付けずに二つ目のロックを取り付けられる補助錠を付けるのがおすすめです。最近では、ピッキングされにくいといわれている「ディンプルキー」を使った補助錠も販売されています。賃貸物件でドアに傷を付ける可能性がある場合には、大家さんに確認してみましょう。

錠の数はいくつですか?
錠の数はいくつですか?

(7)インターホンが鳴ってもすぐに出ない

 時間指定の宅配便や、事前にお知らせが届くガス・電気・水道の点検以外で来訪があった場合は、すぐに玄関の鍵を開けないように心掛けましょう。勧誘やセールス、不審者の可能性があります。

 また、インターホンからの呼びかけに答えたことで女性が住んでいると分かってしまうケースもあります。すぐに応答するのではなく、「誰が来たんだろう?」と一拍置いて考えてから対処しましょう。

インターホンが鳴ったら、一呼吸置きましょう
インターホンが鳴ったら、一呼吸置きましょう

(8)鍵を置きっ放しにしない

 過去に、ランチに行く際に女性社員がデスクの引き出しに入れておいた鍵を男性社員が持ち出し、複製して侵入するという事件がありました。たとえ社内でも、何らかの事件に発展してしまう可能性があります。鍵は他人が取り出しにくいように保管方法に気を付けましょう。

 さらに防犯性を高めたい場合は、持ち出しにくく、落としたときにも気付きやすい大きめのキーホルダーを付けておくと安心です。また、防犯グッズの中には鍵をかけたかどうかがキーホルダーに表示された色で分かる商品もあります。鍵は自宅を守るために最も役立つもの。自分の癖や居住スタイルに合わせて最適化しておきましょう。

スマホや財布と一緒に鍵も持ち歩きます
スマホや財布と一緒に鍵も持ち歩きます