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【PR】自分のビジョンを具現化できるのが役員の醍醐味。勇気を持って昇進を

2018年12月11日

セブン‐イレブン・ジャパン取締役常務執行役員 藤本圭子氏

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 セブン-イレブン・ジャパン取締役常務執行役員の藤本圭子氏は、セブン&アイグループのダイバーシティ推進のリーダーであり、また特例子会社テルベの代表取締役社長としていくつもの重責を担う。役員の醍醐味は「自分が描いたビジョンをきちんと具現化できること」と言う。自分の実績に自信がなく管理職への昇進に引け目を感じて断る女性が多いと言われる中、「自分のやりたいことを実現させるために勇気を持って昇進を受け、会社に貢献してほしい」と話す藤本氏。仕事への向き合い方、役員としての心構えについて聞いた。(インタビュアー:麓幸子、取材&文:金丸裕子、撮影:大槻純一)

全身全霊で打ち込み、ワーク・ライフ・シナジーを生み出す

――たくさんの重責を担う藤本さんにはキャリアの転機はいくつもあったと思いますが、最初の転機について教えてください。

藤本 入社2年目に鈴木敏文社長(当時)と出会い、仕事をしていく上での厳しさを学びました。仕事は全身全霊で向き合うこと、そして徹底するということを教えられたのが最初の転機です。時には自分の日常も犠牲にする、つまり、トレードオフも必要なのだと感じました。全身全霊で打ち込まない限り、その仕事の本質はつかめません。それでうまくいかなければ、その仕事には向いていないのです。まずは自分の考えや偏見を捨てて、全身全霊で仕事に向き合うことが重要だと思います。

藤本圭子(ふじもと・けいこ)さん
セブン‐イレブン・ジャパン取締役常務執行役員 秘書室長 兼ダイバーシティ推進部長 兼セブン&アイグループダイバーシティ&インクルージョン推進プロジェクトリーダー テルべ代表取締役社長

1957年京都府生まれ。79年玉川大学卒業。日揮、東京ヒルトンホテルを経て88 年セブン‐イレブン・ジャパン入社。2005 年秘書室総括マネジャー。同年8月セブン&アイホールディングス秘書室オフィサー。06年セブン‐イレブン・ジャパン執行役員 秘書室長。12 年セブン&アイグループダイバーシティ推進プロジェクトリーダー兼務。14年同社取締役執行役員 秘書室長。15年同社取締役常務執行役員に就任。

――私も同感なのですが、あえてお聞きします。全身全霊で仕事に打ち込むこととワークライフバランスは両立するのでしょうか?

藤本 私は、あえてバランスを取ろうとは思っていないんですね。ずっと仕事のことを考えている時があれば、そうでない時もあるので、わざわざスイッチを入れ替えなくてもいいと思うのです。ここからは会社のことは忘れて、自分のことだけを考えようとすると逆にストレスがかかります。常に仕事と自分の生活の間を行きつ戻りつして、うまく泳ぎながらいくのが自然だと思います。何故なら生活の中に仕事が組み込まれていますから。

――セブン&アイグループとして、仕事と生活を分けずに、両者の充実が相乗効果を生み出し共存共栄を目指す「ワーク・ライフ・シナジー」を重要視していると聞きましたが、それが藤本さんにも当てはまるということですね。 さて、藤本さんは管理職から役員、取締役へと昇進してきたわけですが、その過程における転機はいつでしょうか。

藤本 執行役員になった時だと思いますね。管理職にならなければ認められないと思っていましたので、課長、部長まではなりたいと自分でもイメージができていました。その先は考えていませんでした。2006年、鈴木から執行役員の内示を受け、一日考えた末に、受けてみようと思いました。しかし、セブンイレブンの中ではずっと秘書業務をしてきましたので、数値的貢献度は全くないわけです。加えて、会社には私よりもっと貢献している男性もいました。それなのにスタッフ部門出身の私が執行役員になり、大きな引け目を感じていました。「下駄を履かせてもらっている」「どんな成果を上げたのだ」という声も間接的に聞こえてきました。女性役員である友人に相談をしたところ、「みんなが決めるわけではなく、然るべき人が決定したわけだし、あなたはあなたの役割を果たせばいい」とアドバイスをしてくれました。それで吹っ切れ、自然体で行こうと気持ちを切り替えることができました。

小さいことでも逃げずに責任を取って部下を守る

――執行役員にならなければ分からなかったこと、サプライズはありましたか?

藤本 鈴木の出る会議にほぼ出席できるようになり、鈴木との会話も経済・金融・政治について、また経営に近いものに変わってきたので、自分がしっかり勉強し続けなくてはいけない事を実感いたしました。グループ会社の状況についても、これまで培ってきたネットワークを通じて情報を得たりして、尋ねられた際にはすぐに答えられるようにしておくことを肝に命じました。

――執行委員に就任した時、女性社員からたくさんの祝福が寄せられたそうですね。

藤本 はい。ずっと気にかけて下さった先輩の女性役員の方々は、大変喜んで下さいました。私もこれで少しは恩返しができたかなと思いました。社内外の若い女性社員からも多くのメッセージをいただきました。「自分のことのようにうれしいです」「後に続けるように頑張ります」というメールを見た時には、後輩につなげるためにも、私がここでコケてはいけないと痛感しました。

――役員としての必要な条件はなんだと思われますか?

藤本 常に本質を見極める力と、いかなることに対して逃げずに責任を取り、部下を守る覚悟だと思います。実はダイバーシティ推進を担う様になってから、マネジメントスタイルを変えて参りました。以前は、コントロール&コマンド型マネジメントでしたが、最近は多様な人の多様な意見を尊重しながら新しいことに挑戦してもらいたいので、部下のモチベーションを上げ、いいパフォーマンスを生み出してもらえるように、割と自由な組織にしているつもりです。

――経営会議に女性が入ったり、外国人が入ったりという多様性が重要視されています。藤本さんは、どういうビジネスメリットが生じると思いますか。

藤本 本当は、「女性ならではの」という言葉を使いたくないのですが、やはり女性には、女性ならではの視点や勤勉さ、公平さなどを持ち合わせていると思います。例えばCSR関連などは女性に向いていると思います。コーポレートガバナンスが重要視されるなか、男性の縦社会の中で何の問題も感じてこなかった男性と比べると、フラットな社会で過ごしてきた女性の方が、空気を察しすぎないで、ぽろっと発言することができます。その発言により男性役員の気持ちがざわつき、それがいい結果を生むことがあると思います。

――ある調査では、女性役員が1人以上いる企業は経営破綻確率を20パーセント減らせるという結果が出ています。

藤本 男性が見逃したり、忖度するところを女性は見逃さないのです。そして、女性が一人でも経営会議に入ることで、男性の言動がよくなります。その意義は大きいと思います。当たり前なのですが、きちんとした言葉づかいをするようになります。言葉がきちんとしないと、論理的思考にならないと思います。

――セブン‐イレブン・ジャパンでは、現在、女性の役員は何人いますか。

藤本 取締役は私1人ですが、執行役員は3名います。スタッフ部門と営業部門にいますので、バランスは良いと思います。年に何度か一緒に食事をしたり、仲良くやっています。

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