“失恋ホスト”としてこれまで1000件以上の恋愛相談に乗ってきた桃山商事のメンバーが、読者から寄せられたお悩みに対し、すぐに使える実用性の高いアイデアを伝授します!

“失敗のパターン”を打開したいというカナさん

 今回取り上げるのは、「好きな人ができるものの、毎回“相手に彼女ができた”のパターンで失恋に終わる」というカナさん(30歳)からのお悩みです。まずは相談文をご紹介します。

***

 半年前まで、同じ職場の元カレを引きずっていました。毎日顔を合わせるため、いつまでも忘れることができませんでした。美空ひばりの息子に似たその彼には、すでに新しい彼女がいたので、つらい日々でした。

 そんなふうに鬱々と過ごしていたところ、新しい恋の予感がありました! よく行くセレクトショップの時計屋のお兄さんです。しかもその人、私の学生時代の幼馴染の知り合いということが判明し、さっそく飲み会をセッティングしてもらいました。そして、飲み会は滞りなく終了。連絡先を交換したもののいい感じになるでもなく、どうデートに誘ったらいいか悶々としていました。そうこうしているうちに、時計屋のお兄さんには彼女ができてしまいました……。

 でもその後、また新しい恋の予感がありました! 職場の暑気払いに来ていた、近所のバーで働く男の子です。黒髪パーマに白シャツで、見た目が好みでした。イケメンだったので、モテる部類の人であることが一目でわかりました。彼が働くお店にこまめに通っておりましたが、ある日「彼女ができた」ことを知りました。

 でもその後、また新しい恋の予感がありました! 仕事の取引先の、五郎丸に似た人です(以下略)……といったパターンの繰り返し感じで、好きな人ができても、誰ともうまく行きません。この状況を打開するには、どうしたらいいでしょうか?(30歳・カナ)

***

 以上がカナさんからのお悩み相談です。さて、この状況をどう考えていけばよいでしょうか。