まとめ~実は男性に多い“上から目線”
序列化によるねじれ
今回は、相談文から読み取れるあゆみさんの序列を表現するという、ちょっと意地悪な分析から回答を始めました。その中であゆみさんの考え方を責めるようなトーンが出てしまったことに対して、心苦しく感じています。ただ、“なぜ若林へのリスペクトが欠如しているのか”を明確にするためには、どうしても序列化によるねじれを指摘する必要がありました。
男性に多い、謎の“上から目線”
あゆみさんのように、好きになった相手の魅力を認識し損ない、好きなのにどこか下に見てしまうということは、決して珍しいことではないように思います。これはナチュラルに行われるため、なかなか自分では気づきにくいという特徴があります。
そして現実には、女性よりも、むしろ我々男性にこの傾向が強いのではないかと思います。なぜなら、男性は相手の魅力を言語化しないため、“自分は彼女のことをなぜ好きなのか”を認識する機会が少ないからです。
実際、デートをしたり付き合ったりしたはいいものの、相手の男性が自分のどこに魅力を感じているかが分からず、そのため人として尊重されている気がしない……といった悩みやぼやきを女性から聞く機会は多いと感じます。
実はこれは、前回の記事「もういっそ、不倫かセフレが一番ラク」というアナタにで考えたことと共通するところのある悩みです。前回のコラムを読んでくれた方はお気づきかもしれませんが、“相手の魅力が最大限発揮されるようなシチュエーションを設定する”という恋のエコサイクルの方法は、前回ご提案した“新しい三角関係(男性と一対一で向き合うのではなく、趣味、特技、コンテンツといった「第三者」を媒介にしたコミュニケーションを心がけること)”を反転させたものです。
このように“恋のエコサイクル”と“新しい三角関係”は、兄弟のような関係にあります。ご自身が抱えるお悩みに合わせて、フレキシブルにご活用いただければ幸いです。
回答/清田代表&森田専務 文/森田専務
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