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世界の女性リーダーが実践する「自信のなさ」の克服術

2016年9月1日

J&J 「社会は変えられる」母から受け継いだ勇気と強い意志

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「日経WOMAN 女性が活躍する会社ベスト100」でも常に上位にランキングされるジョンソン・エンド・ジョンソン(以下、J&J)。社員の有志グループ「Women's Leadership Initiative」による女性のネットワーキングや女性の活躍推進をテーマにしたセミナーを実施するなど、様々な取り組みを行ってきた同社。そんなJ&Jの女性の活躍をけん引するのが、J&Jグローバルのチーフ・ダイバーシティ・オフィサーのワンダ・ブライアント・ホープさんだ。グローバルで実施されているダイバーシティの施策やそのメリット、自身のキャリアや経験から、日本の女性たちが働き続ける上で大切にすべきことを伺った(後編)。
(インタビュアー/麓幸子=日経BPヒット総合研究所長・執行役員)

前編はこちら→「人生が変わる オンとオフのエネルギー・マネジメント」

ワンダ・ブライアント・ホープ
ジョンソン・エンド・ジョンソン グローバル チーフ・ダイバーシティ・オフィサー。ペンシルバニア州立大学にてマーケティング分野の学士号を取得。マネジメントやマーケティング、営業、コマーシャル・オペレーション、人事部門などにおいて豊富な経験を有し、目標を上回る実績の達成や、世界規模の変革の主導、人材開発などに定評がある。現在は同社のダイバーシティ・アンド・インクルージョンの世界的な促進や強化を主導する責任を担う。夫のボビーさんと10歳の息子タイラーくんと3人暮らし

――日本の女性は、自分に自信がないといわれますが、Facebook最高執行責任者であるシェリル・サンドバーグ氏も著書「LEAN IN」のなかでも「自信がなかったり、不安がある」と明かしていました。自分を過小評価し、一歩踏み出せずにいるという傾向は、世界の女性に共通する課題なのでしょうか?

Wanda:確かに女性は、自分自身にバイアスをかけてしまっていることが多いようです。組織の中で何が達成出来るのかということに対し、「私はここまでしか出来ない」と、自分に足かせをかけてしまう。ですが、大切なのは、自分を知り、信じることです。そして、「ここまでしか出来ない」と思っているラインを少しでも越えて挑戦していく勇気を持ち続けること。私自身、常にそうした気持ちを抱いています。

 弊社では、一人ひとりの女性社員が持つフルポテンシャルをいかに達成してもらうかを支援するグローバルメンタリングプログラムを実施し、女性同士が自己啓発や関係づくりを行っています。また、キャリア育成支援として、アメリカのスミスカレッジと共同で、各地域のカルチャーなどを通じ、自分の力を高め、伸ばすためのキャリアディベロップメントプログラムも実施しています。

――グローバルから見た日本企業と女性の課題はなんだと思われますか?

Wanda:男女の役割分担が決まっており、“女性は家庭で子育てするもの”といった古いジェンダー意識に縛られている人もいまだに多いと感じていますし、企業も男性主体の風潮が強いですよね。それに加え、高齢化という社会的な問題も生じています。現役世代がどんどん高齢化するなか、さらなる発展を遂げるには、新しい力をいかに生み出すのかを考えなければいけません。

 そのためには、女性がもっと社会進出をし、一人一人が持つポテンシャルを生かして活躍することが重要です。女性が生み出す価値を社会が認めていくことによって経済も活性化しますし、女性リーダーが増えることで企業の成長にもつながります。

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Profile
麓幸子
麓 幸子(ふもと・さちこ)
日経BP総研フェロー。1984年筑波大学卒業、同年日経BP入社。88年日経ウーマンの創刊メンバー。2006年日経ウーマン編集長。15年日経BP総合研究所副所長。17年日経BP総研マーケティング戦略研究所長。18年現職。法政大学大学院経営学研究科修士課程修了。内閣府、林野庁などの有識者委員を歴任。筑波大学非常勤講師。著書は「女性活躍の教科書」「仕事も私生活もなぜかうまくいく女性の習慣」など。
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