1. 志望企業は「BtoC & BtoB」でエントリーしよう

 あなたは何社にエントリーしますか。エントリーした会社はどのような顔ぶれになっていますか。いわゆる誰でも知っている大手企業だけしかエントリーしていないということないですね?

 会社には、BtoC企業とBtoB企業があります。

 BtoCとは「Business to Consumer」のことで、一般消費者向けの事業をする会社のことです。テレビなどで広くCMを打つため、学生の認知度が高くなります。人気のあるBtoC企業には、大勢の学生がエントリーし、大激戦区になります。
 一方、BtoBとは「Business to Business」のこと。企業・法人向けの事業をする会社です。一般消費者に向けて広告をすることがあまりないため、BtoC企業と比べて就活生の認知度は低めです。その二つをうまく組み合わせてエントリーしましょうというのが、私の提案です。

 例えば、食品メーカーや化粧品メーカーは、女子学生に人気の高い会社が多いのですが、BtoC企業だけにエントリーするとイバラの道となってしまうので、「食品業界に行きたい」「化粧品業界で働きたい」のであれば、あなたの志望する会社と取引しているようなBtoB企業も探してみましょう。「食品 パッケージ メーカー」などで検索すると企業名が出てきます。そのように自分がアクセスできる会社を増やすことが大切です。

 大学のキャリアセンターはフル活用しましょう。キャリアセンターでは、あなたの大学のOBやOGがどんな会社に入社しているのか分かります。どんな会社で先輩たちが働いているか把握しておきましょう。

キャリアセンターも大いに活用しましょう(C) PIXTA
キャリアセンターも大いに活用しましょう(C) PIXTA

 またキャリアセンターに届いている企業の求人票をチェックしましょう。あなたの大学に求人票を送る会社というのは、あなたの大学にラブコールを送っているということです。うちの会社に入社してほしい、働いてほしいと思っている企業なのです。そういう会社名はきちんと押さえておきたいものです。