私たちは婦人科を特別な場所だと思っている?

 毎月生理を経験している私たちでさえ、「正しい生理の知識」を身に付けていない可能性があるようです。読者アンケートの結果でも、

「『この程度のことで検診に来て』と思われそうで、病院に行きづらい」(37歳、教育・学習支援、専門職)

「時間がないし病院が苦手」(43歳、小売、販売)

「どういう生理が正常で、どんな状態だと受診すべきなのかが分からない」(34歳、建設、一般事務)

「婦人科は時間がかかるイメージ。そもそも生理痛がひどいという理由だけで婦人科に行けばいいかも分からない」(29歳、製造、SE)

など、婦人科に行くことをちゅうちょする声が多く聞かれ、生理痛やPMSで実際に病院を受診したことのある人は4割未満という結果になりました。

 他にも、病院を「受診したことがない」と回答した読者の声を聞いてみると、

「問題ないと感じているから」(27歳、情報通信、一般事務)

「鎮痛剤で緩和するから」(29歳、サービス、接客)

「受診するほどではないと思っているから」(39歳、保険、総務)

「病院にかかるほど深刻でないから」(33歳、不動産、宣伝)

 など、婦人科に行くのは「特別なこと」「本当に大変なときだけ」という意識があるようです。では、「本当に大変なとき」とは一体いつなのでしょう。

 吉野さん、私たちは一体どんなときに婦人科に行けばいいですか?