理想の自分は何度でも設定し直せばいい
誰しも、はるか昔に思い描いた「理想の自分」があるでしょう。社会人になってから、改めて「理想の自分」を設定することも、とても大事です。今、現実の自分の身に何が起きているのかを冷静に判断し、それから改めて理想の自分を設定する。
その時「こんなはずじゃなかった」と落ち込んだり泣いたりする必要はありません。何度でも再設定していいんです。
むしろ、これから自分はどうすべきかに目を向けること。それが最優先だと私は思います。
それでも妄想してしまったら
しかし理想の自分を再設定できたとしても、それで絶対に人生うまくいくとは限りません。時には壁にぶつかり、落ち込むこともあるはずです。
そんな時、理解してくれる家族や友人へ相談しても心は晴れず、再び妄想に頼ってしまうこともあるかもしれません。
ここで大切なことは、理解者が自分のことを完全に理解してくれていると勘違いしないこと。相手も同じ考えだと決め付けてしまうと、相手の反応が自分の想像と違った場合は喧嘩やトラブルにつながりかねませんからね。
時間は無限ではありません。ありもしないこと、起こりもしないことを想像して一喜一憂して震えて眠っている時間なんて無いんです。
理想と現実のギャップを妄想で埋め続けた結果、その先に何が待っているのか。ぜひ劇場でお確かめください。
『勝手にふるえてろ』
2017年12月23日(土・祝)より全国ロードショー
配給:ファントム・フィルム
(C) 2017映画「勝手にふるえてろ」製作委員会
文/永井勇成