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嫌なことは明日に引きずらない 心の強さが幸せを呼ぶ

2018年6月1日

忘れてしまうことは不幸? それとも幸せ? 泣いて笑える純愛ストーリー

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 あたなたがもし、きのう起きたことを全部忘れてしまうとしたら。それを悲しいと思いますか? それともきのう起きた嫌なことを忘れられるなんて、羨ましいと思いますか?

この衣装がセクシー過ぎてドキドキしたのは秘密です (C)2018「50回目のファーストキス」製作委員会

 映画カタリストのゆうせいです。

 今日の記憶が明日には残らないとしたら、あなたは今日一日をどうやって過ごし、明日の自分に何を託しますか?

 本日紹介する「50回目のファーストキス」は、交通事故の後遺症により、今日の記憶が明日には消えてしまう女性と、その女性を心から愛する男の物語です。と言ってしまうと重めの恋愛ドラマのようですが、山田孝之と長澤まさみの演技力もあって、ほっこりさせてくれるので安心して鑑賞できます。この二人はリアルに付き合ってるんじゃないか? と思ってしまうほど。

 さらに、監督はTVドラマ「勇者ヨシヒコシリーズ」、映画「銀魂」、「斉木楠雄のΨ難」の福田雄一。福田監督ならではの軽妙なノリが本作の重いテーマと絶妙に絡み合うことで、笑って泣いて幸せな気待ちに包まれる作品に仕上がっています。

【ストーリー】
ハワイでコーディネーターをするプレーボーイ、弓削大輔(ゆげだいすけ)はある日、カフェで藤島瑠衣(ふじしまるい)という女性と出会い恋に落ちる。しかし、翌日同じカフェで会った彼女は大輔の事をまるで覚えていない。実は彼女は交通事故の後遺症により、新しい記憶は1日で消えてしまう短期記憶障害を負っていたのだ。彼女を思う父と弟の手で、その事実を隠され、同じ日を繰り返す瑠衣。事情を知った大輔は、毎日、自分を覚えていない彼女に一途に愛を告白し続ける。瑠衣にとっては毎日が大輔との初対面。大輔の機転と努力により結ばれた二人だが、大輔の本当の夢を知った時、瑠衣はある行動に出る――

忘れてしまう恐怖すらも明日には覚えていない現実

大輔が一目ぼれするのも納得のかれんさ… (C)2018「50回目のファーストキス」製作委員会

 記憶障害という重いテーマながら、そこに恋愛と、所々に含まれる笑いによって救われる本作。物事を重く捉えることはいくらでもできるけれど、いかに明るく捉えられるかで、障害と向き合い付き合っていくことができるのかを教えてくれます。

 幸せなことも、つらいことも含め、何もかもを忘れてしまう記憶障害。どんなに悲しいことがあっても、次の日には忘れてしまえるのは羨ましいとも言えますが、逆にどんなに最高に幸せなことも忘れてしまうのは気の毒……。

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Profile
永井 勇成
永井 勇成(ゆうせい)
映画紹介を得意としているライター。「日経ウーマンオンライン」「シネマズ by 松竹」で映画コラムの他、複数のメディアで執筆中。企画・編集・執筆・モデルを提供するカンパニオの代表で、ぱくたそではフリー素材モデルとして不倫素材や、記者風素材を提供している。
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