• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

セーラームーン世代の特徴―女を誇るが武器にはしない

2016年7月19日

女性が働くのは当たり前の世代 男に対する気負いもなし

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

『美少女戦士セーラームーン』を観て育った子どもたちも、もうアラサー世代。『セーラームーン』は社会現象になっただけでなく、現在のアラサー女子の仕事観や恋愛観に大きな影響を与えています。そんなセーラームーン世代について、『セーラームーン世代の社会論』の著者である稲田豊史さんが、作品を紐解きながら鋭く分析していきます。

女性が働くのは当たり前のこと

『セーラームーン』は社会現象になっただけでなく、現在のアラサー女子の仕事観や恋愛観に大きな影響を与えています (c) Naoko Takeuchi

 職場でのセーラームーン世代は、そろそろ年齢的に「若手」ではなくなります。後輩や部下が増え、責任あるポジションに就き、プロジェクトのリーダーを任されるようなことも多くなってくるでしょう。

 今回は、そんなセーラームーン世代の仕事観について分析してみます。

 まず大前提として、セーラームーン世代にとって「女性が最前線で働くこと」はデフォルト、自明の理。特に議論することもない、当たり前の常識です。これは、それまでの世代とは大きく違う意識と言えるでしょう。

 彼女たちが幼い頃に自分を投影したセーラーチームは、女子だけで構成された精鋭部隊でした。メンバー全員が敵と直接格闘します。“アシスタント”はいません。

 かつてのスーパー戦隊シリーズにおける「ピンク」担当のような、男性中心部署のマスコット的女子でもなければ、ロボットアニメの司令室でパネルをいじる後方支援要員でもないのです。

 セーラー戦士たち全員が敵を直接攻撃する必殺技を持っているのは、その証。彼女たちは、いわば会社の売上に直接寄与する最前線の営業部員であり、斬新なアイデアを次々提案する企画部門のエース社員。セーラームーン世代は、社会人になる前からそういう意識が刷り込まれているのです。

 ちなみに『美少女戦士セーラームーン』では、戦闘時にタキシード仮面(地場衛)という男性が助けてくれますが、敵の注意をそらすために毎回バラを投げ、偉そうに「今だ、セーラームーン!」と言うだけ。たいした攻撃力はありません。とりあえず書類にハンコだけ押してくれる、冴えない部長みたいなものでしょうか。

 敵のHPを実際に削るのはセーラー戦士たち、フィニッシュを決めるのは必ずセーラームーン。名実ともに、女子だけの現場チームなのです。

この記事をSNSにシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
Facebookでシェア

Facebookコメント

※Facebookのコメント機能は、Facebookのソーシャルプラグイン機能を用いて実現してい ます。本機能、およびコメントの内容について、日経ウーマンオンラインは一切の責任を負い ません(日経ウーマンオンラインからのコメントを除く)。また、コメントを非表示にしたり、機能を停止することがあります。

Profile
稲田豊史(いなだ・とよし)
編集者/ライター。キネマ旬報社を経て2013年にフリーランス。単著に『セーラームーン世代の社会論』、企画・編集に『ヤンキーマンガガイドブック』、構成担当として『パリピ経済 パーティーピープルが市場を動かす』『ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体』(ともに原田曜平・著)などがある。雑誌「サイゾー」誌上で「オトメゴコロ乱読修行」、ブロマガ「ほぼ日刊惑星開発委員会」で「ドラがたり――10年代ドラえもん論」を連載中。
ホームページ:http://inadatoyoshi.com
関連キーワードから記事を探す
エンタメ

Topics

CloseUp

WOL Selection

PAGE TOP

ログインしていません。

  • ログイン
  • 無料会員登録

Pickup

Focus

最新刊のご案内

仕事を楽しむ 暮らしを楽しむ日経ウーマン 9月号

もっと健康に、もっと美しく日経ヘルス 9月号

働くママ&パパに役立つウェブマガジン日経DUAL 7月号

まんがで分かる!やせる食べ方

毎日がラクになる片づけルール

日経ウーマンオンライン おすすめの本

日経ウーマンオンライン

広告をスキップ