コラーゲンとたるみの関係

西沢邦浩・日経ヘルスプロデューサーが加わり、トークショーに
西沢邦浩・日経ヘルスプロデューサーが加わり、トークショーに

 講演の後半は、日経ヘルスプロデューサー西沢邦浩が加わったトークショーの形で、肌のお手入れに関してさらに突っ込んだ話が展開されました。

西沢:ビタミンCと組み合わせて使うと良い成分はありますか?

小柳さん:ビタミンCとの相乗効果が狙えるビタミンEや、コラーゲンですね。コラーゲンはビタミンCがあることで、コラーゲンの合成促進につながりますので、肌のたるみ予防に役立ちますし、ビタミンEに対しては、抗酸化力を持続させてくれるので、くすみや毛穴対策にもより効果的です。

西沢:どのくらいで効果を実感できますか?

小柳さん:ビタミンCを毎日使っていると2カ月ほどでなんとなく自覚できると思います。ただコラーゲン線維が強くなるまでに、顕微鏡レベルでも3カ月かかります。長期戦を覚悟して、365日続けることが重要です。

西沢:美肌を守ると体全体にも良い影響がありますか?

小柳さん:肌に良いことをしようとすると、食べ物にも気を遣うので、体全体の健康に直結します。また、あくまで私見ですが、お肌をキレイにしようと努力することこそ、『幸せスパイラル』をもたらす起点になるとも感じています。美肌を手に入れると自分に自信が持つことができて、ポジティブになってきます。そうなると顔色も明るくなって自己肯定感が得られ、何事にも前向きに取り組めるようになり、公私ともに好調な『幸せスパイラル』が起こってくるんです。雨が降っても靴が汚れてしまうなどと思わず、『やった! 肌が潤う!』と何事もポジティブにとらえることで、心身のストレスも減少します。ぜひ今日をきっかけに、自分をあきらめず、お肌を磨いて心も体も健康になりましょう。

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 身近なビタミンCの威力に驚かされたと同時に、美肌と自己肯定感、ポジティブマインドのつながりにも大いに納得させられた講演でした。

文/氏家加奈子 写真/長崎辰一