仕事中の化粧直しはどうしてる?

 時間とともにメイクが崩れてきたときには、どのようにリカバーしているのでしょうか。

 「ティッシュペーパーを肌に当てて、浮いてきた脂を軽く吸い取る程度です。ファンデーションの上塗りはさらなるお化粧崩れの原因にもなりますので、塗り直すことはめったにありませんね」(大屋さん)。

 ティッシュペーパーを使うのは、適度な脂分を肌に残しておくため。脂取り紙を使用すると必要以上に脂が失われてしまい、かえって乾燥が目立ちやすいのだとか。また、ファンデーションを塗り重ねるのも、さらに乾燥の原因に。「メイクがもの足りない……と思ったときには、ファンデーションではなく口紅をしっかりと塗り直すのがおすすめ。顔全体が引き締まり、印象が変わりますよ」(大屋さん)。

 また、お肌の水分補給のためにミストを使うCAさんも多いのだそう。化粧水を小さなスプレーボトルに入れておき、乾燥が気になったときにはシュッとひと吹き。

「肌全体に均等にスプレーするためにも、こうして頭上に向けてスプレーするんです」と上松可奈子さん(31歳)
「肌全体に均等にスプレーするためにも、こうして頭上に向けてスプレーするんです」と上松可奈子さん(31歳)

 「顔の正面から直接吹きかけず、頭上に向けスプレーするのがポイント。頭上からゆっくりと落ちてくるミストシャワーを、顔全体で受け止めるようにします。そうすれば、細かなしぶきをムラなく浴びられるので、メイク崩れの原因になりにくいんです」と上松さん。

 バッグにスプレーを忍ばせておき、乾燥が気になったらシュッと即席シャワーを浴びる――そんな習慣を取り入れて、乾燥知らずの美肌をキープしましょう。