こんにちは。ライターの大宮です。東京・丸の内の新丸ビル内にあるそば店で、外資系メーカーに勤務する桑原章子さん(仮名、37歳)と会食しています。都内の某酒場で、僕は章子さんと知り合いました。明るくて人懐っこい性格でお店のオーナー夫婦にも愛されている女性です。章子さんの恋愛ストーリー最終回をお届けします。

 人と人の関係には相性が大事ですよね。ただし、相性を言語化することはできません。憧れの職場で働いてみたら周囲の人とのソリがまったく合わなかったり、好きなタイプの人とお付き合いしてみたら3日目には別れたくなったり。ちょっと手痛い体験を重ねてこそ、「どんな人が自分に合うのか。お互いを支え合い高め合うことができる人は誰なのか」というテーマに対する答えを体で知ることができます。

 僕の親しい女友だちによれば、相性を言葉にすることは確かに難しいけれど、年齢をある程度重ねたら「どんな分野の相性を重視するのか」はわかるのだそうです。ちなみに彼女は、交際相手の男性とは食・笑い・体の相性が大事とのこと。一緒に笑って、おいしいものを楽しめて、仲良く寝ることができる人、ですね。デートを重ねてこの3つの相性が良いことを確かめたら、お付き合いに発展するそうです。

 外資系メーカーに勤務する桑原章子さん(仮名、37歳)は、恋愛や結婚よりも仕事を優先してきた女性です(前回記事「律義で甘え下手、自分からは告白しない長女タイプ」)。だからといって、いわゆるカタブツではありません。飲み食い好きで社交的な性格の持ち主です。僕とも都内のある酒場で知り合いました。