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地方都市在住・36歳 いま一番の悩みは「結婚」

2016年9月1日

5年後の自分を想像すると、焦りを感じる

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こんにちは。ライターの大宮冬洋です。頑張って働いているアラフォー独身女性の恋愛事情をインタビューする本連載。一人につき4話に分けてお届けしています。多くの方に読んでいただけているようでうれしいです。今回から、4人目の女性が登場します。

 北田美絵さん(仮名、36歳)は、ある地方都市に本社がある老舗名門企業で働いています。雇用を何よりも大事にするような家族主義的な会社の中で、美絵さんは目立つ若手社員のようです。美絵さんが働く町にある人気のエスニック料理店で一緒に食事をしながら話を聞くことにしました。

「この春から新部署に異動になりました。給料も職位も上がらないのに責任だけアップしています。私はほぼ社長直属なのですが、トンチンカンなことを横から言ってくる担当役員や部長たちに困っているところです。彼らは私という道具を使って社長の機嫌を取りたいのだと思います。その割には社長の意図をわかっていないし、リスクを取りたがらないのです。『君は命じられた仕事だけを完ぺきにやってくれればいい』なんて言われています。自主的に動かないと部署を新設した意味がありませんよね」

 10年後、20年後も会社を存続させるために、優秀な若手や女性社員を抜てきして成長の芽を探したいカリスマ社長。その期待に応えようとする30代40代。そして、平穏無事に定年を迎えたい50代。他の会社にも当てはまりそうな対立構図ですよね。

 美人で有能、そして「豪快」という形容が似合いそうなほど社交的な美絵さん。社長だけでなく、業界内の経営者たちからも注目される存在です。会社の顔のような扱いをされることも少なくありません。だからこそ、部長などからは煙たがられるのでしょう。

「仕事にはのめりこむタイプだと自分でも思います。仕事が終わらなくても定時で帰りたいサラリーマン気質の人には魅力を感じません。でも、私は仕事ができない人を排除するようなことはしないし、誰かを押しのけてまで出世したいとも思っていません。会社や上司のためにがんばっているだけです。私を目の上のたんこぶのように思っている部長たちの業績にも、けっこう貢献していると思うんだけどな……」

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Profile
大宮冬洋
大宮冬洋(おおみや・とうよう)
1976年埼玉県所沢市生まれ、東京都東村山市育ち。男三人兄弟の真ん中。一橋大学法学部を卒業後、ファーストリテイリング(ユニクロ)に入社して1年後に退社。編集プロダクションを経て、2002年よりフリーライターになる。高校(武蔵境)・予備校(吉祥寺)・大学(国立)を中央線沿線で過ごし、独立後の通算8年間は中央線臭が最も濃いといわれる西荻窪で一人暮らし。新旧の個人商店が集まる町に居心地の良さを感じていた。今でも月に一度は西荻に「里帰り」している。2012年、再婚を機に愛知県蒲郡市に移住。昭和感が濃厚な黄昏の町に親しみを覚えている。平日の半分ほどは東京・門前仲町に滞在し、東京原住民カルチャーを体験中。
公式ページ  http://omiyatoyo.com/
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