5月19日(土)・20日(日)に東京ミッドタウン(東京・港区)で開催された「WOMAN EXPO TOKYO 2018」。20日には「モデル美優さんと美脚トーク! 意識で変わる、あなたの足」と題したセミナーが開かれ、ファッションモデルの美優さんと、ナイガイ PR担当の可児淳子さんが登壇し、美脚を手に入れるための秘訣を伝授してくれました。モデルの美優さんが登場すると、そのスラリと伸びた長い脚の美しさに、場内は、ざわめきとため息が広がりました。

ももの太さ、かかとのガサガサは足のアーチの崩れが原因!?

 美優さんは、「Seventeen」「nicola」「CUTiE」など数多くのファッション誌に出演し、2006年からは4年間「non-no」専属モデルを務め、現在は「steady.」や「4MEEE」などでレギュラーモデルとして活躍しています。そのうっとりするほどの美脚を保つために、普段から心掛けていることは「フットケアと歩き方」だそう。

 「歩くときには、かかとから地面について、足裏全体で蹴るような意識で足を上げるように心がけています。ランウェイを歩くときは、膝の内側をもう一方の膝の内側に当てるようにこすって前に出すことを意識すると、女性らしい歩き方になり、脚もきれいに見えるんですよ」(美優さん)

モデルの美優さん。「普段歩くときには、かかとから地面に着き、足裏全体で蹴るような意識で足を上げるように心掛けています」
モデルの美優さん。「普段歩くときには、かかとから地面に着き、足裏全体で蹴るような意識で足を上げるように心掛けています」

 可児さんは、ナイガイが考える美脚の定義について話しました。

・まっすぐにスラッと伸びた脚で、細身のパンツがきれいに着こなせる
・かさつきがなくしっとりとした肌
・タコや外反母趾(ぼし)などのトラブルがない
・適度な筋肉がふくらはぎについている

 この4つですが、このような美脚は一朝一夕に手に入るものではありません。多くの女性が、脚や足に関する悩みを持っているそうです。

 「ナイガイでは、1000人の女性に脚や足に関するアンケートを取りました。すると、80%以上の人が『悩みがある』と答えています。その具体的な内容は、『足がむくみやすい』(61.3%)、『かかとがガサガサ』(49.8%)、『タコができる』(44.9%)、『足が疲れやすい』(44.1%)、『靴擦れ』(37.9%)、『外反母趾』(33.2%)、『においが気になる』(28.2%)、『巻き爪』(27.1%)というものでした」(可児さん)

 そこで可児さんは、美脚を手に入れるために知っておきたい足のアーチについて説明しました。土踏まずのアーチ、足の内側の縦アーチ、外側の横アーチ。この3つのアーチが整っていることが、美脚をつくるために重要だそうです。

 「アーチは、体重を足裏全体に分散させてくれます。私たちは、全体重をわずか長さ20数cmの足で支えているので、体重を分散することで、姿勢や歩行中のバランスが保てるのです。アーチは、建物に例えると体を支える土台の基礎。しかし、残念ながら現代人の多くはアーチが崩れています。これが美脚の大敵なんです」(可児さん)

 地面を足裏でしっかり蹴って歩くのが正しい歩き方ですが、足のアーチが崩れていると、歩くときに足の筋肉ではなく、ももの前側の筋肉を使いがち。そのために、ももが太くなってしまうそうです。また、かかとのガサガサもアーチの崩れが原因になっている場合があるとのこと。

 「アーチが崩れると体重を足裏全体にうまく分散できないので、かかとだけに体重がかかり、摩擦が生じてガサガサになってしまうのです。歩き方、立ち方の意識を変えただけで、ガサガサが治った人もいます」(可児さん)

ナイガイ PR担当の可児さん。「歩き方や立ち方の意識を変えるだけで、足に関するお悩みが解決することも」
ナイガイ PR担当の可児さん。「歩き方や立ち方の意識を変えるだけで、足に関するお悩みが解決することも」

 アーチの存在が、ももの太さやかかとのガサガサにまで影響することを聞いて、会場から驚きの声が漏れました。アーチを整えた上で、正しい歩き方、足の使い方を実行すれば、美しい脚を手に入れることができるそうです。