チークとリップで仕上げ
(4)チーク:色を入れる位置が肝心
肌をナチュラルに整えた後は、チークで血色をプラスしてさらに若々しく。今年は、ピンク系よりもオレンジがかった色がトレンドです。そして何より肝心なのは、チークを入れる位置です。
「本来は、いーっと口角を上げて笑ったときに、いちばん高くなる頬の位置に入れたいのですが、年齢とともにその位置が下がってくるんですね。なので、頬の頂点の少しだけ上の位置入れます。そうすると、頬が上がって見えて、たるみが気にならなくなりますよ」(嶋田さん)
(5)リップ:輪郭を描かなくてもOK!
いよいよ仕上げのリップ! ナチュラルメイクといえど、健康的な印象を与えるためにはリップは欠かせません。今回はグロスタイプなのにハーフマットの質感を出してくれる、新しい感覚のリップを使用します。
「色は自然で健康的に見えるピンクを。カジュアルにしたければ、ペンシルでリップの輪郭を取らないほうがいいですね。輪郭を取ると少し古臭いメイクに見えてしまいます。さあ、これで出来上がりです」(嶋田さん)
ナチュラルメイク完成までの一連の流れは、「あまり凝ったことはしていないですよね?」という嶋田さんの問いかけ通り、本当にシンプルで簡単な技ばかり。すっぴんだったモデルの小柳さんも、艶感のある自然なメイクで、さらに美しく印象的な表情になりました。