街ぐるみで頑張る女性をサポートするから共働き率No.1

 福井県は共働き率全国No.1。仕事を頑張っていきいき働いている女性が多いそうです。実際に会社や家族の理解を得て、退勤後に福井県立大学大学院の講義を受けてキャリアアップし、初の女性執行役員になった方や、NYや東京の企業とやり取りしながら1人のお子さんを育てるフリーのデザイナーなど、越前市の多様な働き方で自分が求めるキャリアを構築する女性たちの姿も紹介されました。

 東京・熊本・佐賀と住んできた古賀さんから見て、街の様子も「田舎すぎず、都会過ぎない。豊かな自然がありながら、ショッピングセンターやカフェもある。1つで2度美味しい街です」といい、今後は越前市でマイホームを手に入れること、地元のランニング大会への出場などの展望も語ってくれました。

会場の様子
会場の様子

 最後に古賀さんからバトンを受けた越前市産業政策課の上木江里乃さんは、雇用や子育てについての気になる制度についてフォロー。全国的に問題となっている待機児童がゼロであることは、上木さんも1歳の子供を持つ身になって、その素晴らしさを実感しているそうです。雇用面ではもともと繊維産業が盛んで、現在は先端産業に至るまで幅広い業種で発展しており、有効求人倍率が全国トップクラスであると紹介。加えて、越前市ではUIJターン就職奨励金制度、新婚夫婦の家賃補助制度など、よりニーズにそった制度を進めているそうです。

 また、越前市職員のIターン・Jターン・Uターン経験者によって構成される市の行政組織に含まれないバーチャルな課「IJU課」が機能し、SNSで情報を発信したり、移住者が越前市に馴染めるようなイベントを開催するなど、交流面でのサポートも行っているそうで「越前市にぜひ移住してきてほしい」というメッセージで締めくくっていました。

越前市産業政策課の上木江里乃さん
越前市産業政策課の上木江里乃さん

文/北本祐子 写真/清水知恵子