ゾウ使いになれる? タイらしさを体験する旅

 タイならではの体験をするなら、托鉢やフルーツカービング(果物の彫刻デコレーション)、絵付け、ダンス教室、ムエタイ・エクササイズなどさまざまなアクティビティがあります。その中で、もう一つ神谷さんが注目しているのはゾウ使い合宿。

神谷さん:「1週間から1か月ほど寝泊まりしてゾウ使いのトレーニングが体験できるんです。映画『星になった少年』にも登場したランパーンという町にはゾウの保護センターがあり、訓練所や病院まであるんです」

ショッピングやスパで癒される

 最後に、タイでは日本に比べて物価が安いので、女子旅に欠かせないショッピングや高級スパなども手ごろに楽しめます。物価の目安として、タクシーの初乗りが35バーツ(110円程度)だそう。(2016年6月現在、1バーツ=約3円)

 最近では、「アジアティーク・ザ・リバー・フロント」という超大型ナイトマーケットが買い物好き必見の人気スポットなんだとか。お花やジーンズなど、専門のマーケットに行くのも面白く、神谷さんはタイ滞在の最初にお花を買って、ホテルの部屋に飾って楽しむそうです。素敵な旅の楽しみ方ですね。

 ショッピングに疲れたら、マッサージなど癒しのスポットへ。

 タイでは高級エステであるスパもお手ごろ価格で、美容と健康に良いさまざまなサービスを受けられます。スパは大体4つに分類でき、時間で施術が受けられる一軒家のデイ・スパ、ホテル併設のホテル・スパ、デトックスなどを目的とした滞在型のデスティネーション・スパ、医療行為も受けられるメディカル・スパがあります。

 神谷さんは、チネイザンという腸マッサージを受けてみたそう。

神谷さん:「実はそこまで効果を信じていなかったのですが、ツボをつかれたら涙がブワーっと出てびっくりしました」

タイは女性が活躍する国

藤村さん:「タイは女性の社会進出における先進国。日本よりずっと女性が社会で活躍しています。ニューハーフの方も含めてね。そういう意味でも日本では見られない光景が見られるので、行ってみる価値はあると思いますよ」

 本当にいろいろな魅力をもつタイ。何をしようか、何を見ようか、迷ってしまいそうですね。そんなときは「食」「癒し」「ゾウ」など、旅のテーマを決めてみても良いかもしれません。タイ国政府観光庁のサイトなども参考にしてみてくださいね。セッションを聞き、私もタイに行ってみたくなりました!

文/越智理奈 写真/清水知恵子