5月21日・22日の2日間に渡って東京ミッドタウン(東京・港区)にて開催された「WOMAN EXPO TOKYO 2016」。初日の21日には働く女性のロールモデルとなる女性に贈られる「Women of Excellence Awards(ウイメン・オブ・エクセレンス・アワーズ)」の授賞式が行われ、スペシャリスト部門は女優の米倉涼子さんが、ビジネス部門はキャスターの国谷裕子さんが選ばれました。
「Women of Excellence Awards(ウイメン・オブ・エクセレンス・アワーズ)」とは、プロフェッショナルとして長年実績を重ね、働く女性のロールモデルとなるようなリーダー、あるいは卓越したスペシャリストの女性をイメージさせる、今年もっとも輝ける女性に賞賛のエールを送る賞です。
選考のポイントは以下の4点。
2.長年の功績や至高の技芸
3.新たな道を拓いた先進性や後進育成への尽力
4.知性と研鑽による内から輝く魅力
これらを兼ね備えた「輝いている女性」で、そのスピリットを次世代へも継承していきたいと思えるリスペクトの対象であり、セイコーウオッチの高級腕時計ブランド「Grand Seiko(グランドセイコー)」が最も似合う女性が受賞します。
2015年に始まった同アワードでは、その候補となる女性を、まず日経ウーマンオンラインの読者から寄せられたアンケート結果をもとに絞り込み、選考委員会での協議を経て、「ビジネス部門」と「スペシャリスト部門」で、それぞれ1名の受賞者を決定しています。
2016年第2回の「Women of Excellence」として、ビジネス部門でキャスターの国谷裕子さん、そしてスペシャリスト部門で女優の米倉涼子さんが選ばれました。
輝く女性であり続けるために
国谷裕子さんはNHKの数々の番組でキャスターとして活躍し、なかでも「クローズアップ現代」では番組が開始された1993年から2016年3月まで23年間キャスターを務められました。
国谷さんは受賞について「私は振り返ってみると悪いロールモデルでしかなかった。深夜の収録・遅い時間の打ち合わせ……NHKにおりましたのは合わせて30年近くになるのですが、もっと時間がほしい、明日はちゃんとできるだろうか。そんなことを思いながら続けてきました。番組を離れてこのような賞をいただけて長い間続けてきて本当によかったなと思っています」とコメント。
米倉涼子さんは、モデル、キャンペーンガール、CM、ファッション誌専属モデルなどを経て、1992年に女優に転身。いまや「視聴率女王」とも呼ばれる活躍を見せる一方で、NYのブロードウェーで「シカゴ」の舞台に立つなど、トップ女優となったいまでも、あくなき挑戦を続けています。
米倉さんも「みなさんと同じように一人の働く女性としてたくさんの刺激を受け、経験を積み、内側からもっと輝けるよう精進して行きたいと思っています」と喜びを伝えました。
授賞式では、輝き続けるお二人に、日経ウーマンオンライン読者の働く女性から寄せられた様々な質問に答えるトークショーも行われました。