仕事と趣味の境界が曖昧な場を作ろう

 日本でも今は残業時間を減らしていこうという方向に社会全体が動いています。もしあなたの会社も以前より残業が少なくなっているようなら、その時間に社外の人たちが集まる勉強会や交流会などに出掛けて行き、仕事と趣味の境界が曖昧な場で、外とのつながりを作っていくといいと思います。

 十数年前に異業種交流会なるものがはやり出した頃は、いろいろな大企業の人たちが集まってすぐ次の仕事に役立つ相手を探すために名刺交換をするという目的が強かったように思いますが、今の交流会は、まずはメンバーが何かに共感して、共通のテーマで集まり、いつ何の役に立つかわからないけれどもつながりを作っていこうという感覚になってきています。共通のテーマであっても考え方が多く存在する、そういう集まりこそが今求められています。さらには、大企業とベンチャー企業、フリーランスなど、立場の違う人たちの交流も盛んになっています。

 自分とは違った視点を持つ人たちと交流する時間を設けられているかどうか、ぜひ考えてみてください。