【社会の制度に疑問アリ】

サラリーマンの妻は年金納付除外となっているが、不公平ではないか。自営業者の妻は納付義務があるのに(36歳、金融、一般事務、既婚、会社員・一般職)

専業主婦家庭を対象にした制度(国の配偶者控除や、会社の補助金制度など)は早くなくなればいいと思う。共働き家庭がマジョリティーになった今、時代に合わないし、共働きのために補助金がもらえなかったり、控除が受けられなかったり、専業主婦の家庭の同僚より収入が低い、という事態が生じてモチベーションダウンにつながっていると思う(32歳、医薬、学術、既婚、会社員・一般職)

【働く上で感じること】

うちの会社は勤務時間10時~19時だけど、育児中の人は17時に終了。周りの人が常にサポートしなくてはならない。たまには、育児していない他の社員にもそれが可能な日をつくってほしいなぁと切に思います(39歳、教育・学習支援、専門職、独身、教職員・教育関係者)

私は、専業主婦歴16年、ひさびさにパートに出て1年。自分が何を大事にしたいかで働き方が大きく変わってくると思います。私本人がたくさん働きたいと思っても家族の理解を得られるわけではない。それは、夫が扶養内で働くことを強く望んでいるため。私は45歳までには正社員で働きたいのですが、夫がいい顔をしません。週20時間、月18日のパートで得られるお金は10万弱。残業はないけど、帰宅すると15時半で、気分的にはフルタイムで働いているのとあまり変わらないのに、お給料はそこそこ……(42歳、公務員、一般事務、既婚、パート・アルバイト)

【その他】

専業主婦の友達とは、どんなに仲良かった友達でも、一緒にいて楽しくなくなってしまった。考え方や感覚が違うと思ってしまう(28歳、卸売・流通、営業、独身、会社員・一般職)

TBSの「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマで家事の分担について、夫婦二人が対等な共同経営者という立場で話し合いを進めていたのが印象的だった(37歳、医療福祉関連、専門職、既婚、会社員・管理職)

働きたい時間に労力を提供して、社会の役に立ちたい(41歳、製造、総務、既婚、契約社員)

   さまざまな本音が集まりました。次回は、「専業主婦」になりたい人、憧れるけどなるつもりがない人、なりたくない人それぞれの特徴と、みんなが考える理想の働き方について、読者の生の声を紹介します。

文/佐々木恵美 写真/PIXTA