男性同士の輪に入れない、会社の人間関係を築くヒント

男性なりの気遣いなのかもしれない

　女性だから仲間外れというのは、当たらずとも遠からずではないでしょうか。この場合、女性というジェンダーに注目してイジワルしているのではなさそう。

　例えば、ランチ。男性同士だと多少店構えは汚くてもボリュームがあり、がっついて食べられる、そんな店を選びがちです。まあ、デートには使わないけど「早くて、そこそこウマイんだよなあ」といった店。そこに女性は誘いづらくて、後で文句言われたらどうしようと考えると「野郎同士で行っちゃえ」となります。他にも移動時間でパパッと済ませたい時に、ラーメンや牛丼を5分で食べろと言えるのはやはり男性になってしまうと思うんです。

「ラーメンや牛丼の昼食に誘うのは悪い」と思っているのかも (C)PIXTA

　そして、トイレに連れ立つのはもっぱら女性の方が多いのかと思っていて、少し意外でした。ドラマなどで観るとパウダールームの女性同士の会話もかなりきわどいのですが、現状はいかがでしょうか？

　幸いにも貴女は、知らないことをきちんと会議でアピールできるしっかりした女性です。知らないままにスルーしてしまうのが一番やってはいけないことで、図らずも仲間外れになっていることを周知させるのが大切です。きっとめんどくさそうに対応してしまった上司は、ばつが悪かったのでしょう。自分たちが決して褒められた情報共有の仕方をしていないと分かっているから。それを指摘されたような気がして、反動でそんな態度に出てしまったのかもしれませんね。

　会議の時の反応はかなり子どもっぽかったかもしれませんが、次からは詰問口調ではなく「もう、気をつけてくださいよ～」と笑いながら言ってみてください。そうしたらきっと、上司もかたくなな態度でなくなると思いますよ。

文／藤村岳　写真／PIXTA