二人きりにならない状況を意識的に作る

 それは、なるべく二人きりにならない状況を作るようにすること。業務上、難しい場合もありますが、きちんと一線を引いていることが本人にも、周囲にも分かってもらえるようにしましょう。

チーム行動で身を守ろう (C)PIXTA
チーム行動で身を守ろう (C)PIXTA

 まず、飲み会。先に着席するから隣に来られるのです。トイレに行くなど着席の際にタイミングをずらして、寄ってこられないように仕向けます。また、幹事を買ってでて着席順を決めてしまうというのもいいかもしれません。ランチの場合は、二人きりでなければいいと割り切るのも一つの方法です。他の同僚がいれば、後輩の彼もそこまで露骨な態度はとって来ないでしょうし。

 また、数回に一度は「大事な話があるから」と断るのもいいでしょう。毎回「一緒にどうぞ」というより、ダメだということを教えるのも大切です。ペットのしつけのようですが、気長に取り組むしかなさそう。

 会議の時に目が合うのは、心細いからかもしれません。ボクも大勢の前で話すときは、つい安心できる人の方に視線を走らせがちです。あまり続くようでしたら「発表の時は、全員を均等にみる癖をつけて。そのほうが説得力が増すから」とアドバイスしてみて。

 きっと貴女が優しく、魅力的だからこそ起きてしまったトラブル。先輩として修正しながら、万一のための備えもしておきましょう。

文/藤村岳 写真/PIXTA

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