まるでゲームをするかのようにわくわくしながら働ける社内制度があると聞き、訪れたのは「医療・福祉×IT」でさまざまなサービスを展開しているエストコーポレーション。社員自らが仕事と報酬を“つかみどり”できる「クエスト制度」とは、一体どんなものなのか。その正体を探ります!

「来客のおもてなし」も制度から生まれた

 エントランスで迎えてくれたのは、管理部の森脇かほりさん。「クエスト制度」の生みの親であり、長年採用に携わり社内事情にも精通した森脇さんに案内していただきましょう。

 社内にお邪魔させていただくと、まず手渡されたのはドリンクメニュー。コーヒー、紅茶、カフェオレなど、数種類の中から好きな飲み物が選べます。数分後、カップに入ったコーヒーと、温かいおしぼりが運ばれてきました。

 おしぼりからは、ほんのり柑橘系の香りが。「グレープフルーツの香りです」と森脇さん。商談前にリラックスできるよう、香りの付いたおしぼりを採用しているのだとか。コーヒーショップのような紙製のカップに、さわやかな香りがするタオル地のおしぼり。まるでカフェで休憩しているような気持ちになってきます。

 「来客時のお茶出しには毎回テーマがあって、今は『カフェ』をテーマにしています。新卒2年目の女性社員がクエスト制度を使って挑戦した企画なんですよ。ちなみにこのカップは社会貢献紙コップで、購入金額の3%がピンクリボン活動支援団体に寄付されるんです」

 そうでした。その「クエスト制度」について、ぜひ詳しく教えてください!