今も昔も、モテる職種として真っ先に挙げられるのがキャビンアテンダント(CA)。ファーストクラスのイケメンセレブと出会って結婚も夢じゃない! と思っている人も多いかもしれません。ただ、CAさん以外の職種はというと……? 今回は、有名航空会社に勤めているグランドホステスさんのお話です。彼女の支出の内訳には、FPの高山さんもびっくり。

横山あかねさん(仮名) 23歳 日系航空会社のグランドホステス
年収250万円 一人暮らし
長所 自分に自信がある
短所 思い込みが強過ぎる

憧れの航空会社勤務は、重労働で安月給

 女子の憧れであり、男性からも「結婚したい女性」ランキングで常に上位に入る職業の一つといえば、キャビンアテンダント! 中でも日系大手の国際線エアラインのCAは、高根の花だとか。

 今回、私の元にマネー相談にやって来たあかねさんは、誰もが知っているあのエアラインに勤務している女性でした。ただ、CAではなく、グランドホステスです。

 その航空会社で私がマネーセミナーを行ったのですが、そこでの相談会で、私の元にやって来たのがあかねさんでした。

 あかねさんは、航空会社の専門学校に通い、20歳で現在の会社に勤め始めました。本当はCAになりたかったのですが、こちらは就活では全落ち。CAは諦め、誰もが知る日系大手のエアラインの国際線のグランドホステスに就職しました。

 グランドホステスという仕事は、見た目は華やかですが、シフト制で夜勤や早朝勤務もあり、普段の業務も立ちっ放し、とかなり体力勝負な職場です。その割には、年収は250万円。グランドホステスの雇用形態は新卒でも非正規社員のケースが大半で、あかねさんもまたそうでした。

 実は、あかねさんがCAになりたかった真の目的は、「すてきな(高年収な)男性と結婚したい」という夢をかなえるため。医師や弁護士、ベンチャー経営者などなど、エアラインはハイクラスのお客様と接することの多い職場ですから、狙いはばっちりです。

 あかねさんのもくろみ通り、周囲の男性からひっきりなしに合コンのお誘いがかかります。彼女は数少ない休日の予定を、すべて合コン優先で埋めていました。

 なんだか楽しそうな生活でいいんじゃない?とも思えますが(笑)、彼女はその後こう言いました。

 「私、貯金がゼロ円なんです」