LCCはどんな航空会社がある? どこに行ける?

 沖縄が好きで昔からよく訪れているが、近年は訪問頻度がグンと増えた。LCCが就航するようになって以来、旅費が安く済むようになったおかげだ。

 2017年3月にも行ってきたばかりだが、航空券代は往復で9920円だった。ほぼ1万円。これなら気軽に行ける。また、北海道に実家があるのだが、帰省するのも楽になった。これまたLCCのおかげだ。沖縄と北海道はLCCの就航先としては二大定番である。

 LCCの路線網は拡大を続けており、行ける所が日に日に増えている。最新状況を表にまとめてみたのだが、これを見て、いつの間にこんなに増えたのだろうかと自分でも驚いた。

LCC就航路線 ※2017年4月現在
出発地 目的地 航空会社
東京(成田) 札幌(新千歳) バニラエア/ジェットスター/春秋航空
函館 バニラエア
大阪(関西) ピーチ/バニラエア/ジェットスター/春秋航空
広島 春秋航空
高松 ジェットスター
松山 ジェットスター
福岡 ピーチ/ジェットスター
佐賀 春秋航空
大分 ジェットスター
熊本 ジェットスター
鹿児島 ジェットスター
奄美大島 バニラエア
沖縄(那覇) バニラエア/ジェットスター
大阪(関西) 札幌(新千歳) ピーチ/ジェットスター
函館 バニラエア
仙台 ピーチ
松山 ピーチ
福岡 ピーチ/ジェットスター
長崎 ピーチ
宮崎 ピーチ
鹿児島 ピーチ
奄美大島 バニラエア
沖縄(那覇) ピーチ/ジェットスター
石垣 ピーチ
名古屋(中部) 札幌(新千歳) ジェットスター
福岡 ジェットスター
鹿児島 ジェットスター
沖縄(那覇) ジェットスター
福岡 沖縄(那覇) ピーチ

 沖縄や北海道は言うまでもなく、四国や九州の都市もだいぶカバーされるようになった。県庁所在地クラスの大都市だけでなく、函館や奄美大島といった注目の観光地へも飛んでいる。路線の追加は旅先の候補が増えることを意味する。利用者としては歓迎すべき状況だ。

 出発地別で見てみると、東京と大阪に集中していることが分かる。先陣を切って就航したのが関西に拠点を置くピーチだったこともあり、LCCが開始した当初は大阪発着が主流だった。

 首都圏は蚊帳の外で、東京在住の自分としては悔しい思いもしたのだが、それももはや昔話と言えそうだ。5年経った現在では東京発着路線も大幅に増え、数は大阪発着と同程度になっている。

 東京発着路線が増えた理由は一体なんだろうか?