女性同士、分かり合えることも多いけれど、時に職場などの人間関係が悩ましいことも多いのでは? 「入社1年目女子 仕事のルール」の著者、平原由紀子さんに、働くことに関してはベテランの私たちが今日からできる、「女子の人間関係がラクにしてくれる、基本の3カ条」を教えてもらいました。

 働いていても、働いていなくても、人間関係の悩みは尽きないもの。働く上では、特に女性同士の人間関係に疲れてしまうときもあるのでは? そんな逃れられない人間関係をラクにしていくために、いつも心にとどめておきたい3カ条があります。

1.相手のいいところを見つけてみよう

 働いていると、職場にどうしても嫌な女性の上司や、腹の立つお局様がいるものです。でもその人たちにもどこか一つはいいところがあるはず。相手のいいところに目を向けてみませんか?

 これは言うのは簡単ですが、難しいことですよね。なぜなら、一度相手のことが嫌になると、嫌なところにフォーカスして、欠点ばかりが目についてしまうからです。「いいところなんて一つもない!」と思うかもしれません。そうなると、気が付かないうちに相手に対してネガティブオーラが全開になってしまいます。すると相手も、より攻撃的になり、関係は悪化していくばかりです。

一つだけでもいい。相手のいいところを見つけてみよう (C)PIXTA
一つだけでもいい。相手のいいところを見つけてみよう (C)PIXTA

 一度、相手に対して「嫌だな」という気持ちを意識から外して、ニュートラルな気持ちになってみましょう。「仕事に対する責任感は誰よりもすごくある」とか「いざという時に頼れる人だ」ということが見えてくるかもしれません。すると自然に尊敬の念が出てきて、その気持ちが相手にも伝わります。

 人は誰でも一つの面だけを持っているのではなく、多面体なのです。自分が相手の嫌なところだけを見て接すると、相手も嫌なところを見せてくるのですが、違う角度で接してみると相手もまた違う自分を見せてくれるのです。つまり人は鏡なのです。

 すぐに関係は変わらないかもしれませんが、「え? この人、こういういいところがあったの?」と思うことが徐々に増えていくはずです。

 相手を変えるのは難しいですが、まずは自分の意識を変えてみること。これが嫌な人ともうまくやっていくコツです。「相手のいいところを見つける」、ぜひ今日からやってみてください。