集中力とその持続時間は?

 続いて、仕事の集中力について尋ねました。果汁を飲む習慣がある人は、半数以上の54%(「非常にあてはまる」17%、「そこそこあてはまる」37%)が高いほうであると回答した一方で、果汁を飲む習慣がない人では30%(「非常にあてはまる」5%、「そこそこあてはまる」25%)にとどまりました。

 集中力の持続時間にも、差が見られました。「集中して仕事ができていると感じるのは何時間程度ですか?」という質問に対し、果汁を飲む習慣がある人の平均は4.8時間。果汁を飲む習慣がない人の平均は4.3時間でした。

 それでは、「仕事上のひらめき」にも違いがあるのでしょうか。「仕事上のひらめきが高いタイプですか?」という質問には、果汁を飲む習慣がある人の54%(「非常にあてはまる」16%、「そこそこあてはまる」38%)が高いと回答したのに対し、果汁を飲む習慣がない人では31%(「非常にあてはまる」5%、「そこそこあてはまる」26%)にとどまりました。

労働時間が長くても疲労は少なめ

 一日のパフォーマンスにも、果汁を飲む習慣がある人とない人で違いが出ているようです。午前中のパフォーマンスが「高い」と答えた人は、果汁を飲む習慣がある人で64%、ない人では50%。午後のパフォーマンスは、果汁を飲む習慣がある人で37%、ない人では16%と、倍以上の差が見られました。果汁を飲む習慣がある人のほうが、午後までパフォーマンスの高さを維持しやすい傾向があるようです。

 業務後に感じる疲労度にも、果汁を飲む習慣がある人とない人で差が出ました。「1(全く疲労を感じていない)」から「10(起き上がれないほどに疲労を感じる)」の10段階で、帰宅時の疲労を訪ねたところ、果汁を飲む習慣がある人は「疲労度3以下」が19%だったのに対し、果汁を飲む習慣がない人は10%でした。

 労働時間の平均を見ると、果汁を飲む習慣がある人が8.7時間で、ない人が8.5時間。果汁を飲む習慣がある人のほうがやや長いにもかかわらず、業務後の疲労は低い傾向がありました。