わずか1日2個のキウイで便秘が改善
2016年4月に行われた「第1回キウイフルーツの栄養および健康効果に関する国際シンポジウム」という学会では、キウイに含まれる食物繊維の性質についての実験が説明されました。保水力がりんごやオレンジより大きく、膨張性も高いという結果でした。
実験では、便秘症の患者に対してキウイを1日に2個、4週間摂取した経過を見たそうです。食物繊維は一般的に便通に効果があるといわれていますが、食物繊維が豊富なキウイも便秘改善効果があったそう。しかも、「1日わずか2個でいい」という結果になりました。
緑色のキウイにはシステインプロテアーゼの一種である「アクチ二ジン」が100g中300mgと豊富に含まれています。アクチ二ジンは食肉軟化剤としても使われており、消化促進効果が期待されています。
「グリーンのキウイフルーツはタンパク質の消化を促進することやグリーンおよびゴールドのキウイフルーツは、腸内細菌叢改善効果を持つことが示唆されています」(西山さん)
キウイは半分に切ってスプーンがあればすぐ食べられるので、朝のメニューにも簡単に加えられます。冷蔵庫の定番フルーツに加えてみてはいかがでしょう。
次のページでは、キウイをデザートだけでなく、メインメニューに使うアイデアレシピをご紹介!