子どもの写真をSNSにあげるのは、自慢でもマウンティングでもない

互いの欲望を吐き出し合えて、ぶつけ合える関係を築くといい イラスト/犬山紙子
互いの欲望を吐き出し合えて、ぶつけ合える関係を築くといい イラスト/犬山紙子

 周りの人のSNSを見ていると、これまでのアカウントとは別に「ママ専用アカウント」をつくって自分の情報を発信して、ママ友の輪を広げている子もいます。今、「コミュニケーションの基本はSNS」という人も多いですから、たとえ家を出られない状況だったとしても、交友関係が極端に狭くなるようなことは避けられるかもしれません。

 ちょっと話はそれますが、SNSといえば、子どもの写真をFacebookなんかにアップすると「私の幸せな日常を見て!」っていうマウンティングに捉えられがちですよね。でもこれ、実際には違うんじゃないかと思ってまして……。

 子どもの写真を載せている多くの人は、外の世界とつながる手段としてそのトピックを出していることもあると思うんです。だって、自分の最近のニュースは子どもだし、興味・関心があるのも子どものこと。だからそれを発信しているっていうだけで。単純に今興味関心あることがSNSにはアップされますから。

 まあ、他人の子どもなんか基本みんな興味ないし、「いや、子どもネタ興味ないし……」という反応はもっともです。無理していいねする必要もありません。子どもの写真をアップする側も「まあ、興味ないよね、分かる」って思ってる人もたくさんいますし。

 でも「すべて幸せアピールマウンティングだ」って言われちゃうと、うーむそうではないなぁと。中にはマウンティングの人もいるかもしれないけど、そういう人は言葉の端々に「あなたたちよりも上」感が出ると思います。