簡単にときめかない=成長の証

 危ない物件に引っ掛からないようにこれまでの経験から予防線を張っているってことでもありますし、そういう意味でも間違いなくアラサー女子は賢くなっているわけです。だからほれられない自分をおかしいと思うのではなく、年齢とともに自分が成長していくように、恋の仕方もアップデートしているんだ、ということを分かっておいたほうが楽になれると思うんですよ。

犬山さん「簡単にときめかなくても大丈夫!」
犬山さん「簡単にときめかなくても大丈夫!」

――なるほど……。そう考えれば自分を責める夜も減りそうです! そういえば犬山さんも結婚前、4年くらい彼氏がいなかったとお聞きしましたが……。

 そうですそうです。だから当時はめちゃくちゃ焦ってましたよ。

 深夜のコンビニに連れ立って来ている同棲カップル(予想)に猛烈に嫉妬して寂しさのあまり酒を飲み明かしたりとか、告白されてもいないのに「告られちゃった」と男友達に嘘ついたりとかしてました。まあ、そんなのは私がTwitterで深夜につぶやいたエモいつぶやきを見れば、「あいつにそんな余裕あるわけない」っていうのがバレバレだったと思いますけどね。

 あと、水道が壊れたのを言い訳にして男に助けてもらおう、まだ私はこういうときに男にどうにかしてもらえる! と確認しようとしたら結局誰も捕まらず、好きでもない男に「そんなの自分で直せば」と言われて撃沈したことありました。

 そんな感じでさまよって失敗して恥ばかりさらしていたアラサー時代、タイムマシーンがあるなら「お前、目を覚ませ!」って言いに行きたいです。