隠れ人見知りさんは初対面の場に丸腰で臨んではいけない

 まず「隠れ人見知りさん」は、初めての場に臨むときに、「まぁ、なんとかなるだろう……」と丸腰で行ってはいけません。何の準備もせずに行ってしまうと、結局その場の空気に飲まれて作り笑いで帰ってくる、ということも少なくないからです。

 そうした疲労だけが残る実り少ない時間になるのを避けるためにも、事前の準備が大事になるんですね。では、どんな準備が必要かといいますと……。


<事前準備その1>「情報入手からの会話ネタづくり作戦!」

 これは初対面の相手があらかじめ分かっている場合に、大変有効な作戦になります。

 その相手の情報をできる限り事前に入手し、会話が軽やかに弾むネタを用意しておくのです。その人のブログやSNSをチェックして情報収集するといいでしょう。

 投稿の内容を見れば、その人がある程度、「どんな性格なのか?」「何が好きなのか?」が把握できます。文字数が多く、文章が堅い場合は「真面目でキッチリした性格」だと予想されるため、こちらも言葉遣いや立ち居振る舞いをより丁寧にしたり、約束の時間よりも早めに伺うなど心構えしておきます。

 反対にくだけた文章の人の場合は、ある程度親しみのある言葉遣いや多少の冗談を織り交ぜても距離をグっと近づけるチャンスになるので、そうした雰囲気を醸し出すよう準備しておくんですね。

 記事や投稿の内容から、家庭の様子も分かるので、もしお子さんがよく記事に登場するなら「お子さんおいくつになられるんですか? ちょうどかわいい頃じゃないですか?」と質問を用意しておいたり。ペットの記事が多いなら、「ワンちゃん、飼っていらっしゃるんでしたっけ? どんなお名前なんですか? 実はウチも飼ってるんですよ、チワワ」などといくつか会話ネタを準備しておきます。