「今月は帰省したから赤字でも仕方がない」
「今月は年払い保険料の引き落としがあったから家計がマイナスで」
「今月は税金の支払いがあったから貯蓄ができなかった」

 など、自分で自分に言い訳をしたことはありませんか? その言い訳をなくすための方法が「今年の手帳の整理」です。

来年の手帳の書き方を工夫すれば賢くお金が使えるようになる (C) PIXTA
来年の手帳の書き方を工夫すれば賢くお金が使えるようになる (C) PIXTA

 毎月の黒字を意識している人は多くても、特別な支出にうろたえる人は少なくありません。「今月は、たまたま〇○があったから」と思っている支出も、よく考えると、「毎年同じことが起こっているかも…」ということはありませんか?

 お金を賢く使える人は、「特別な支出」の管理が上手です。

年間の「特別な支出」はこんなにたくさんある

 例えば…

 お正月、帰省、新年会、歓送迎会、ゴールデンウィーク、固定資産税、自動車税、住民税、夏休み、お中元、お盆、旅行、車検、年払い保険料、誕生日、ハロウィン、クリスマス、お歳暮……など、1年の中には、いろんな支出が存在します。

 これらの特別支出を意識していないと、急に支出が発生したような気持ちになり、「あ~! またお金がいる~! どうしよう」とか、「あ~ぁ、またお金が無くなった」などとうろたえてしまいます。でも実は、手帳を振り返るだけで、そんな気持ちから脱出できるのです。

 そのやり方はカンタン! 今年のお金を使った時期と金額を、来年の手帳に書き写すだけ。