税金の決まるしくみを知って、パートナーのへそくり発見

 さて、前回の記事( 「源泉徴収票「よくわかんない」を卒業 見方を徹底解説」)で、私は「源泉徴収票でパートナーの“へそくり”を発見した」とお伝えしました。そのからくりは、カンタンです。

税金のしくみがわかると源泉徴収票を見る目も変わります (C) PIXTA
税金のしくみがわかると源泉徴収票を見る目も変わります (C) PIXTA

 源泉徴収票の「支払金額」、いわゆる年収は、会社が給与として支払った金額です。それなら、毎月の給与明細とボーナス明細を合計すると、年収金額と一致するはず。それなのに…パートナーの場合は、一致しなかったのです。

 パートナーの勤務先では、たまに会社から現金でもらえるお金があったのですが、それをコッソリ自分のお小遣いにしていたのです! 振込額だけを見ているときには気づかなかったのですが、わたしがファイナンシャル・プランナーの資格を取る際に勉強したことが生きて、“へそくり”が発覚しました(笑)。

 実は、相談に来られる方の中にも、振込口座を2カ所指定できる企業にお勤めの方がいて、たまに2~3万円を別口座に振り込むようにしている人の“へそくり”が発覚することがあります。お金の知恵ってすごいですね!

文/前野彩 写真/PIXTA

■変更履歴:本文2ページ目の「400万円×20%+120万円=134万円」を「400万円×20%+54万円=134万円」に修正しました(2016年12月5日)

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