【百貨店友の会積立と優待サービスの例】

百貨店 友の会 内容（コースの種類など） オンラインストアでの利用
高島屋 ローズサークル ・5000円、1万円、3万円、5万円のボーナス積立コース
・5000円の観劇コース（1カ月分のボーナスの代わりに、観劇にご招待。ただし、関東地方のみ）
・期間は1年 		○（事前登録が必要）
大丸・松坂屋 大丸松坂屋友の会 ・月々5000円、1万円、3万円ボーナス積立コース（期間1年）
・月々5000円の半年コース（6.6％分のボーナス）
・月々7000円の招待コース（1カ月分のボーナスの代わりに、中日劇場の観劇にご招待。ただし、一部店舗のみ） 		×
三越・伊勢丹・丸井今井・岩田屋 エムアイ友の会 ・月々5000円、1万円、2万円、3万円、5万円のボーナス積立コース（期間1年）
・月々5000円の半年コース（6.6％分のボーナス） 		○（事前登録が必要）
小田急百貨店 小田急レディス倶楽部 ・月々5000円、1万円、3万円のボーナス積立コース（期間1年）
・月々5000円のボーナス積立コース（期間半年） 		○（事前登録が必要）
東急百貨店 東急ファミリークラブ ・月々3000円、5000円、1万円、3万円のボーナス積立コース（期間1年）
・月々5000円のボーナス積立コース（期間半年） 		×
京王百貨店 京王友の会 ・月々5000円、1万円、2万円、3万円、5万円のボーナス積立コース（期間1年）
・子どもがいる人向けには月々3000円、5000円のキッズコースあり（期間1年、出産や入学、卒業のタイミングにプレゼントあり） 		×
阪急百貨店＋阪神百貨店 阪急友の会 ・3000円、5000円、1万円、3万円のボーナス積立コース
・5000円の招待コース（1カ月分のボーナスの代わりに、年3回の無料ご招待）
・期間は1年 		○（代金引換のみ利用可）
阪神百貨店＋阪急百貨店 阪神みどり会 ・5000円、1万円のボーナス積立コース ×
近鉄百貨店 近鉄友の会 ・月々5000円、1万円、3万円のボーナス積立コース
・期間は1年 		×

どうやって始めるの？

　お気に入りの百貨店、または百貨店サイトの友の会ページから、まずは必要書類を取り寄せましょう。

　必要事項に記入して返送したら、あとは積立がスタートするのを待つだけです。なお、積立金は基本は口座引き落としです（クレジットカードでの積立はできません）。

【トリプルメリット その3】使いすぎを防ぐ

　バーゲンに、お得意様セールに、イベントに……と、何かと財布のひもが緩くなりがちな百貨店ですが、「百貨店友の会」の積立は、支出コントロールにも役立ちます。

　そのやり方は簡単！

（1）昨年1年間の買い物の利用額を振り返る
（2）「今年はもう少し増えそう」とか、「今年はもうちょっと減るように頑張りたい！」など、1年間に百貨店で使う予算を決める
（3）満期時に上記（2）の額になるように友の会積立の金額を設定する
（4）1年間の買い物額は、満期金額の範囲内で利用する

　このように、満期金額を決めることで、目的別予算内での使い方ができるようになることが、百貨店友の会の3つめのメリットです。

百貨店友の会積立の注意点は3つ

　百貨店友の会積立の注意点は3つあります。

1．百貨店友の会積立は、積み立てた百貨店でしか使えません。全国百貨店共通商品券とは異なりますから、買い物する百貨店は一つに絞りましょう。

2．途中で積立を辞めるとき。途中で解約すると、ボーナス分は一切つかず、今まで積み立てた金額が戻ってくる仕組みです。

3．百貨店が破たんしたとき。保護されるのは、法律で「使っていない商品券の半額相当額まで」と決まっています。

　以上3つ挙げましたが、お気に入りの百貨店で積立をするのなら、途中で解約したときでも元本割れはしないので、唯一の心配事となるのは、「百貨店の破たん」だけといえそうです。

　1年間の百貨店予算を考えて、非課税で上手に貯めて、それを次の年で使い切るつもりで、お得に、賢く、楽しく使ってくださいね。

文／前野彩　写真／PIXTA

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