私のところにご相談にいらっしゃる独身女性からの質問で多いのが、「お葬式代として、300万円ぐらいの保険に入ったほうがいいって言われたんですけれど、本当ですか?」というもの。

 日本人の約9割が保険に加入している現状からも、知らず知らずの間に「保険に入るのが当たり前」と思わされているのかもしれません。

(c)PIXTA
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 でも、死亡保険って本当に必要なのでしょうか

「もしものとき」にもらえるお金、どれだけ知ってる?

 会社員の給料から天引きされる厚生年金保険料、健康保険料、雇用保険料、そして、自営業者が納める国民年金保険料、国民健康保険料には、「保険」という名前がつき、職業に応じた保険に必ず加入することになっています。これらの保険は「社会保険」と呼ばれ、強制加入だからこそ、もしものことが起こったときには、最低限の保障を与えてくれます。

 では、働くシングル女性の「もしものとき」には、どんな国の保障を受けることができるのでしょうか。クイズ形式で問題が合計8問ありますから、考えてみてください。まずは、年金制度からの出題です。

【問題】
Q.1 年をとって働くことができなくなったときにもらえるものは?

Q.2 障がいがある状態になったときにもらえるものは?

Q.3 扶養家族を残して死亡してしまったときに、遺族がもらえるものは?