買う前に「それを買うことでどんないいことがあるの?」
万里さんが本当に欲しかったのは洋服ではなくて、「友達におしゃれと認めてほしい」という気持ちだったことに自分で気がついたのです。
そこで、「万里さんがおしゃれじゃないと、友達にはなれないの?」と聞くと、即答で「そんなことないと思います。わたしが勝手に負けたくないって思っていただけで、よく考えたら、人の洋服なんてそんなに気にしないですよね」と、晴れやかな表情をして笑っていました。
その後、万里さんのおしゃれ費は劇的に変わりました。なんと、月8万円のおしゃれ費が、一気に4分の1の2万円になったのです。
もちろん、おしゃれ費が2万円でも8万円でも、お金を使う本人が幸せで、かつ、将来の不安もないのであれば何の問題もありません。でも、万里さんのように「やめたいけどやめれない」「買った後に後悔してしまう」というのなら、一度、「それを買うことでどんないいことがあるの?」と深く、何度も自分に聞いてみてくださいね。
もしかしたら、それだけであなたのおしゃれ費に対するオンナゴコロが変わるかもしれません。次回は万里さんにもお伝えし、私自身も体験した「おしゃれ費を削りつつ、おしゃれに見せる方法」をお伝えしますね。
文/前野彩
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